作品一覧 2023/09/29更新 アリス連続殺人 試し読み フォロー オックスフォード連続殺人 試し読み フォロー ルシアナ・Bの緩慢なる死 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 和泉圭亮の作品をすべて見る
ユーザーレビュー オックスフォード連続殺人 ギジェルモ・マルティネス / 和泉圭亮 再読。アルゼンチン人作家による“数学”ミステリ。論理配列、ゲーデルの不完全定理、フェルマーの最終定理などの蘊蓄が作中に散りばめられ、事件を彩る。トリック自体は前例のあるものだけど、アプローチの仕方や終盤の皮肉な展開あたりはこちらのほうが好みかも。 Posted by ブクログ ルシアナ・Bの緩慢なる死 ギジェルモ・マルティネス / 和泉圭亮 ルシアナのまわりで相次ぐ死。当代一流の作家を犯人として糾弾するルシアナだが、誰も彼女を信じない。 ネタばれを防ぐためには、これ以上ひとことも書くわけにはいかない。逆に言うと、キモの部分以外に書くべきことが思い当たらない。巧いんだけどね。 Posted by ブクログ オックスフォード連続殺人 ギジェルモ・マルティネス / 和泉圭亮 学究の街オックスフォードで起こる連続殺人事件。天才数学者のもとに、挑戦するかのように送られてくる論理数列の意味は。 ミステリ好きで、かつサイモン・シンの『フェルマーの最終定理』『暗号解読』を読んだことのある者なら、本書に飛びつかずにはいられない。が、読み終わってみると、論理数列に驚愕の秘密が隠されて...続きを読むいるわけでもなかったのが残念。数学の深淵をのぞきたかったのに。なお、セルダム教授が序盤で「私」に示す論理数列が、大きな伏線になっている。この答えは本書中では明かされず、読者が自分で考えるしかない。ちなみに現在我が家ではその応用編が大流行中である。 Posted by ブクログ オックスフォード連続殺人 ギジェルモ・マルティネス / 和泉圭亮 アルゼンチン人作家の異色ミステリ。とはいえ、舞台はオックスフォードで、読みなれぬ名前が出てくることもなく、違和感ゼロ。物語の運びは、天才数学者を探偵役に据え、古典的とすら言える感覚も受けるが、数学的な遊びが入り、そして大きなひねりも加わって、軽んじていると痛い目(ここちよい痛さだけど)にあう。おもし...続きを読むろい、という言葉は本によっては失礼な賛辞だが、この本は「おもしろい」! Posted by ブクログ オックスフォード連続殺人 ギジェルモ・マルティネス / 和泉圭亮 この作品は不思議だ。帯にある文句には殺人予告、暗号、数学論議、など、いかにもな探偵小説を予見させる。 が、実際はそうではないのかもしれない。これらの言葉に嘘はない。が、事件の謎だけを見れば、多少の探偵小説を読んだものや、倒叙物のドラマのある回を見ていた者なら、ああ、アレかな? と予測させるもの...続きを読む。 本書においてはそういったこと以外に興味を惹かせる何かがあり、それが、少なくとも私にはくどさを感じさせず、ページを繰る原動力となっていたように思う。この作者がまた探偵小説を書いて翻訳されたなら、私は買う。 Posted by ブクログ 和泉圭亮のレビューをもっと見る