オックスフォード連続殺人

オックスフォード連続殺人

『2007本格ミステリ・ベスト10』海外部門第4位!

殺人予告、暗号、数学論議、迸る知的興奮……不可能犯罪に天才数学教授が挑む!アルゼンチン発、驚愕の超論理(スーパーロジカル)ミステリー

アルゼンチンからの奨学生として、オックスフォード大学に留学した「私」は22歳。渡英したのもつかのま、下宿先の未亡人の他殺死体を発見してしまう。一緒に第一発見者となった世界的数学者セルダム教授のもとには、謎の記号が書かれた殺人予告メモが届けられていた。その後も、謎のメッセージを伴う不可能犯罪が矢継ぎ早に起こって…。知の巨人セルダムの叡智がいざなう、めくるめく論理のラビリンス。南米アルゼンチンから突如現われた、驚愕の本格ミステリーに瞠目せよ。

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オックスフォード連続殺人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年02月19日

    再読。アルゼンチン人作家による“数学”ミステリ。論理配列、ゲーデルの不完全定理、フェルマーの最終定理などの蘊蓄が作中に散りばめられ、事件を彩る。トリック自体は前例のあるものだけど、アプローチの仕方や終盤の皮肉な展開あたりはこちらのほうが好みかも。

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    Posted by ブクログ 2010年05月25日

    学究の街オックスフォードで起こる連続殺人事件。天才数学者のもとに、挑戦するかのように送られてくる論理数列の意味は。
    ミステリ好きで、かつサイモン・シンの『フェルマーの最終定理』『暗号解読』を読んだことのある者なら、本書に飛びつかずにはいられない。が、読み終わってみると、論理数列に驚愕の秘密が隠されて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年11月26日

    アルゼンチン人作家の異色ミステリ。とはいえ、舞台はオックスフォードで、読みなれぬ名前が出てくることもなく、違和感ゼロ。物語の運びは、天才数学者を探偵役に据え、古典的とすら言える感覚も受けるが、数学的な遊びが入り、そして大きなひねりも加わって、軽んじていると痛い目(ここちよい痛さだけど)にあう。おもし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     この作品は不思議だ。帯にある文句には殺人予告、暗号、数学論議、など、いかにもな探偵小説を予見させる。
     が、実際はそうではないのかもしれない。これらの言葉に嘘はない。が、事件の謎だけを見れば、多少の探偵小説を読んだものや、倒叙物のドラマのある回を見ていた者なら、ああ、アレかな? と予測させるもの...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月31日

    天才数学者の元に、連続殺人鬼から殺人毎に届けられる、奇妙な記号。果たして、それの意味するところは何か? てな興味で引っ張る長編ミステリ。ただ、メタミステリ感(?)みたいなものが濃厚で、少なくとも今の読者は、結末で明かされる真相にあまり驚かないのではないか。むしろ、途中の展開の方が意外感があるかも知れ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年08月09日

    アルゼンチン人の目から見たオックスフォード、リンボウ先生のエッセイを思い出した。フェルマーの最終定理を持ち出す意味があったのか?数列の解説だけでよかったのでは?結局連続殺人ではなかった。哀しい動機の大量殺人。

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