作品一覧

  • まだ終わらないで、文化祭

    まだ終わらないで、文化祭

    小説・文芸

    4.0
    1巻836円 (税込)
    八津丘高校の文化祭では毎年、生徒の誰かがサプライズを起こすことが慣例となっていた。しかし二年前の文化祭で、生徒が教師にケガを負わせてしまう。その様子はSNSにアップされて大炎上。自粛ムードで終えた昨年の文化祭を経て、迎えた今年。まるで宣戦布告をするかのように、二年前の文化祭ポスターが学内掲示板に貼られていた。文化祭実行委員の市ヶ谷のぞみは生徒達に話を聞きにまわるが……。文庫版限定で、甘酸っぱい青春と日常の謎が交錯するスピンオフ作品を収録!
  • 名探偵たちがさよならを告げても

    名探偵たちがさよならを告げても

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    教師の傍ら執筆活動を続け、ミステリ作家として一世を風靡した久宝寺肇(きゅうほうじはじめ)が癌で亡くなった。恩師である久宝寺の死と時を同じくして母校に国語教師として赴任した辻玲人(つじれいと)は、彼の遺稿を入手する。それは不可能状況での殺人を描く短編ミステリのプロットで、解決編のない状態だった。「探偵」になるのが夢だという女子生徒・あずさと協力して、遺稿の続きを探す玲人。しかし校内で女子生徒の死体が発見され、その死の状況は遺稿プロットとまるで同じだった。
  • その意図は見えなくて

    その意図は見えなくて

    小説・文芸

    3.5
    1巻770円 (税込)
    学年の人気者が立候補した生徒会選挙で集まった白票、未解決のままだった部室荒らしの犯人、陸上部の合宿中に消えた少し変わった部員――八津丘高校で起こる「謎」を前に、生徒たちはどうする? 謎が解けても、僕たちの日常は解決しないことがある。思春期の嫉妬や羨望、葛藤を抱えた高校生の姿を描いた青春ミステリー。第42回小説推理新人賞受賞作を収録した連作短篇集。解説・千街晶之

ユーザーレビュー

  • 名探偵たちがさよならを告げても

    Posted by ブクログ

    書評家の杉江松恋がYouTubeで褒めていたので久しぶりに買ってみた。なるほど、と思った。読みにくい箇所が少し気になったが、かなり複雑なことをさりげなく成立させているのには好感をもった。最初は冗長だとおもったシーンも、2回目読んだとき伏線だったと気づく仕掛けは唸らされた。

    0
    2025年06月01日
  • 名探偵たちがさよならを告げても

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かったし、青春の痛みと残酷さそしてその時期特有のイタさ
    そしてミステリとしての面白さがありいい作品でした。

    3256冊
    今年155冊目

    0
    2026年06月20日
  • まだ終わらないで、文化祭

    Posted by ブクログ

    なかなかの青春ミステリ
    人は死なないけど、絡み合いながら物語がある方向へ至るのはいい!

    3140冊
    今年39冊目

    0
    2026年02月13日
  • 名探偵たちがさよならを告げても

    Posted by ブクログ

    女子高生探偵モノでありながらも漂う寂寥感が独特。
    本タイトルの意味が少しづつ明かされる終盤の怒涛はお見事。
    ミステリにおける作者と読者の距離感とかメタ的な表現とかにドキリ。
    ビターなのかベターなのか心が締め付けられる余韻が残る。

    0
    2025年07月30日
  • 名探偵たちがさよならを告げても

    Posted by ブクログ

    笑顔あふれる女学生に何があったのか… 豊潤な心理描写が美しい物語 #名探偵たちがさよならを告げても

    ■あらすじ
    比企高校の国語教師、久宝寺肇はミステリー作家でもある。しかし彼は癌で亡くなっていた。学校に通う女子高生の深野あずさは、同じく国語教師の辻玲人から久宝寺の遺稿を探すように言われる。彼女はその遺稿を発見するも、不可能犯罪を描く殺人事件のプロットだったのだ。そしてそのプロットとおりの死体が発見されてしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    笑顔あふれる女学生たち、素敵な装画に癒されますね。今年いちばん好きな装画かもしれない。

    しかし中身はそんな生易しいものではありません、見た目に騙されてはダメですよ。おそらく、するっと1回読んだだけでは、ぼんやりとしか理解できない。じっくり時間をかけるか、何度か繰り返して読むことをおすすめします。

    本作は女子高生の深野あずさを中心に、学園内で起こった事件の謎を解くミステリー。病気で亡くなった先生が遺したプロットとおりに事件がおこるという見立て殺人。しかも部屋が外から密閉された状態という不可能犯罪なんです。

    …ということは、学園青春ものと本格ミステリーとあわせたようなお話かなって思いますよね。もちろん事件の謎解きの面白味はあるんですが、それはメインの読みどころではありません。

    この物語は過去の不幸なできごとも関連してくる。教師である辻玲人と東堂は久宝寺の教え子であり、かつて共通の女友達が亡くなってるんですよね。

    そして本書の扉に「死ぬまでにやりたいことリスト」があり、その中に「探偵になる」と書いてあるんです。深野あずさがそのとおりこの事件の探偵役になっていくのですが、そもそもなんで探偵になる必要があるのか、よく分からないんすよね… なんでも猪突猛進に取り組む人間性ってことくらいしか描かれない。

    ミステリーとは何か、探偵とは、トリックとは、犯人とは…?
    小説とは何か、作家とは、読者とは…?
    そして我々は何のために生きているのか…?

    名探偵論から作家・読者論、果ては哲学の世界まで足を突っ込んで、深く描かれていく。不可能犯罪の謎解きだけでなく、どういう出来事だったのか? 一連の事件はなぜ起きたのか? 関わっていた人物にどんな背景があったのか? というもっと深い部分での謎解きを楽しめるんですよね。

    ちょっと言いすぎかもしれないので、この辺まで。あとはじっくり読んでお楽しみください。また先生の文書は柔らかくて好み、また想像力が豊かで、文字を追っていくうちに物語の中に吸い込まれそうでした。

    ■ぜっさん推しポイント
    実はかなりセンシティブなテーマを扱っています。終盤になると様々な真相や登場人物の背景が描かれ、とてもじゃないけど、自分には抱え込めなかったな…

    特にかつての友達沙奈枝の真相に関しては、現代だとかなり覚悟がいる内容じゃないかな。この作品を書き切った藤つかさ先生の魂がにじみ出てましたね。

    0
    2025年05月22日

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