あらすじ
学年の人気者が立候補した生徒会選挙で集まった白票、未解決のままだった部室荒らしの犯人、陸上部の合宿中に消えた少し変わった部員――八津丘高校で起こる「謎」を前に、生徒たちはどうする? 謎が解けても、僕たちの日常は解決しないことがある。思春期の嫉妬や羨望、葛藤を抱えた高校生の姿を描いた青春ミステリー。第42回小説推理新人賞受賞作を収録した連作短篇集。解説・千街晶之
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Posted by ブクログ
謎を解いたら終わり、というミステリーに対する自身の概念を覆した連作短編集。
ハッキリ言ってめちゃくちゃ好みです。
高校生活で生じた日常の謎を、解明した後が本番だと思う。
登場人物達の心情に重点を置いており、どれも苦みを伴うものになっている。
清瀬の考えは分かるようで分からない感じがあって、とても気になるんだよなあ。
個人的に想像力云々の話には結構考えさせられた。