青木健太の作品一覧
「青木健太」の「アフガニスタンの素顔~「文明の十字路」の肖像~」「タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「青木健太」の「アフガニスタンの素顔~「文明の十字路」の肖像~」「タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書中のコラムによれば、アフガニスタンの客人のもてなしはすさまじく、アフガニスタン人として生まれたからには客人を誠心誠意尽くすことに意味がある、とのことである。
また、アフガニスタン料理は実は辛くなく、マイルドである、など現地で経験したからこそ記述できるアフガニスタンの別の顔(本当の顔と言うべきだろうか)は大きくニュースのイメージと異なるものである。
もちろん、報道を否定するわけではないが、こうした別の側面を知る上で、やはり読書というものは大事だと気付かされた。
脱線してしまったが、タイトルにもあるように「アフガニスタンの素顔」を覗き見ることができる素晴らしい一冊である。
Posted by ブクログ
広く深い地域研究の中身を、一般読者が或る程度理解出来るように、適当な分量で纏めるという、好い意味で新書らしい一冊だと思う。
本書は、最初の方にタリバンが政権をまた握ったという出来事の周辺が綴られ、少し過去、更に過去、そしてアフガニスタン社会の歴史の概略、最近の動向を改めて考察というような各章が積み上げられている。何かアフガニスタンを立体的に概観することが叶ったように思う。
アフガニスタンは様々な要素が重なって来た地域で、複雑な模様の織物のような社会であった。現在でもそういう要素は多く在る。しかし過去数十年間の経過で、複雑な模様の織物が解けて糸の集まりのような様相を呈してしまっているということが