あらすじ
国際社会を震撼させた「カブール陥落」から2年――タリバン統治の実態は? 女性の権利は? 和平実現への道筋は? そして日本が果たすべき役割は――? アフガニスタン政権崩壊が、ロシアによるウクライナ侵攻を間接的に招いたとの見方もある。文明が交錯する場所であるが故に不安定なアフガニスタンは、ユーラシア大陸の連結性のミッシング・リンクとなる。激変するアフガニスタン社会を、中東政治の研究者が詳細にレポート。
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Posted by ブクログ
本書中のコラムによれば、アフガニスタンの客人のもてなしはすさまじく、アフガニスタン人として生まれたからには客人を誠心誠意尽くすことに意味がある、とのことである。
また、アフガニスタン料理は実は辛くなく、マイルドである、など現地で経験したからこそ記述できるアフガニスタンの別の顔(本当の顔と言うべきだろうか)は大きくニュースのイメージと異なるものである。
もちろん、報道を否定するわけではないが、こうした別の側面を知る上で、やはり読書というものは大事だと気付かされた。
脱線してしまったが、タイトルにもあるように「アフガニスタンの素顔」を覗き見ることができる素晴らしい一冊である。