賀茂道子の作品一覧
「賀茂道子」の「GHQは日本人の戦争観を変えたか~「ウォー・ギルト」をめぐる攻防~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「賀茂道子」の「GHQは日本人の戦争観を変えたか~「ウォー・ギルト」をめぐる攻防~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
戦争の本質は、負かした国の精神(正確に言えば『憲法』)を思い通りに染め上げることだ、とはルソーの言葉である。どうやら土地も奴隷も本質ではないらしい。本書にあるようにGHQがプロパガンダをやろうとしたことは確かだ。日本国民の精神を彼らの理想に合うように変えようとしたプロパガンダは、しかし、成功したのだろうか?昨今、一部で盛んなの陰謀祭の一角を占める保守系陰謀露店では、日本人の精神はGHQに洗脳されたという言説がしばしば叫ばれているという。この言説は、かつて1人の文芸評論家が著した本を拠り所としている。江藤淳の『閉ざされた言語空間』だ。江藤のこの著書には、しかし、問題がある…。
以上が本書の要旨