大道晴香の作品一覧
「大道晴香」の「「イタコ」の誕生 マスメディアと宗教文化」「オカルト・ニッポン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「大道晴香」の「「イタコ」の誕生 マスメディアと宗教文化」「オカルト・ニッポン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
感想ツイートを以下に貼ります。
大道晴香さんの『「イタコ」の誕生 マスメディアと宗教文化』、やべぇまじやべぇ。 これ、むちゃくちゃ面白かった。むちゃ資料も理論も調べてるのに、むちゃ読みやすいん。しかも、フィールド調査まで。 宗教もメディアも興味ない人向けに言うと、シャーマンキングとぬーべーのイタコ表象の分析もある。
柳田など多くのイタコ研究をおさえると共に、心霊主義とイタコみたいな話題はもちろん論じてある。 オカルト興味だけでなく、冒険的な「旅」への欲求と相まった形で、イタコが人口に膾炙していく描写が刺激的だった。
(以上、第一部の感想)
大衆の興味集中と観光地化で、イタコというローカルな文化が快調に変形されていきながら、地元のアクターもそれに乗っかって自文化を組み換えていく様を描いた「表象の消費と恐山の変容」と「恐山の近代化」の章、読んでてめそめそする。。 近くに酒があれば、飲みながら読んでた。。誰も悪くねぇ……
ブーアスティンの二項対立を、「直接経験/メディアを介した経験=真/偽=聖/俗=内/外」と重ねて分析するの、うまい。エレガントな使い方。 大道晴香『「イタコ」の誕生』11章。
たぶん、ブーアスティンが二項対立で褒める方って、マスコミュニケーションが可能になった「後」で、過去に対して、事後的に見出されたもの。 だから、『「イタコ」の誕生』8章・11章でのブーアスティンの使い方は、一層正しい。大道さんは、「後」の方を論じるときにしか、ブーアスティン持ち出さない
(以上、第二部の感想)
Posted by ブクログ
「怪異」と「遊び」というテーマで、領域横断的に論考を集めることによって、私たち人間が、自分自身を喪失することに恐怖を感じながらも、どこかでそれを希求し、それに魅せられる存在であることが浮かび上がってくる。
怪異怪談研究会のこの論考集のシリーズは『怪異を歩く』『怪異とは誰か』『怪異を魅せる』などすでにいくつか出版されているが、『怪異を歩く』が都市・地域文化論的な視点から「怪異」を浮かび上がらせ、『怪異とは誰か』『怪異を魅せる』が、文学的なアプローチから表象としての「怪異」に迫ろうとしているのに対し、本書から見えてくるのは自己やアイデンティティといったものと「怪異」との関わりだ。
本書の説明に「怪異を自らの手で日常生活へと呼び込む心性に迫り、怪異が単なる恐怖の対象ではなく娯楽や趣味として受容されてきたことを…照らし出す」とあるように、「娯楽」「趣味」としての「怪異」に特化して論じられた論考もあるが、個人的にはそれを入り口に、「遊び」を行う主体の心性に迫ることで、恐怖を感じつつも自己の存在の基盤を揺らがすことに取り憑かれる人間像に迫るような論考に魅力を感じた。