作品一覧

  • 小梅の七つのお祝いに
    3.2
    1巻1,265円 (税込)
    「泣いちゃいそうだよ」シリーズの小林深雪先生が推薦!「いちばんに推したのは、このファンタジーです。主人公の小梅といっしょに冒険を楽しみました。」(講談社児童文学新人賞選評より) 【第61回講談社児童文学新人賞佳作受賞作】 小梅は小学一年生の女の子。両親は共働きだし、お姉ちゃんは中学受験でいそがしい。七五三のお祝いの年なのに、お祖母ちゃんの入院まで重なって、七五三が先延ばしになってしまいました。そんな十一月の日曜日、遊び場にしている小さな神社で見つけたのは一頭の黒牛。牛を追った小梅が迷いこんだ先は、お祭りのようににぎやかな天神様の一本道でした。 お餅屋のおかみさんをしている牛、体の大きさを自由に変えられる神様を名乗る男の子、しゃべる案内係の黒牛に、嘘と本当をとりかえることのできる鷽(うそ)鳥。不思議で楽しい出会いを重ねながら、小梅は天神様の本殿を目指します。途中、大きな池を渡る三つの橋で自分の過去と現在を見つめ、奥底に隠した自分の心と向き合ってから、小梅は未来へ一歩前進します。 さあ、小梅は本殿で天神様と会うことができるのでしょうか。そして、ひとりの力で、この異世界の出口にたどりつくことができるのでしょうか。 ふしぎな旅を通じて描かれた少女の成長ーー日本的で個性豊かな舞台設定に、選考会でも多くの賛辞が寄せられたファンタジー小説です。一本道で待ち受けるもののけたちの魅力溢れる姿は必見です。

ユーザーレビュー

  • 小梅の七つのお祝いに

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    ネタバレ

    菅原小梅は6歳の女の子。本当は今日、753のお祝いを家族でする予定だった(来年2月で7歳となる)けど、おばあちゃんが入院してからというもの、家族は忙しく、落ち着かない。お姉ちゃん(小夏、小6)も受験勉強会で大変だから、春になって、小梅も7歳になったらお祝いしようということになったのだ。
    小梅は天神様に来て、家族の事をお祈りした。学校のお友達は、今日にも753のお祝いをしてることをおもって、月曜日を少し憂鬱に思っていたら…

    黒い牛と出会ったのです。

    優しい目をした黒い牛についてゆくと、小梅がいるのは、牛たちが人間のように屋台をやっている、不思議な通りなのです。
    屋台の牛さんからお餅を買って、

    0
    2022年07月17日
  • 小梅の七つのお祝いに

    Posted by ブクログ

    7歳になった小梅。
    だけど、おばあちゃんは入院しているし、
    お姉ちゃんは受験勉強で、
    七五三のお祝いは「落ち着いてから」になっている。
    神社で遊んでいると牛と出会って…。
    「願い」を考えるファンタジー物語。

    娘の七五三はコロナで流れたのだった…と思い出した。
    小梅の心の動きが丁寧に描かれている。
    神さまやお守りが
    こんなふうに子どもに寄り添ってくれていたら、
    「私はここにいていいんだ」と疑わずに生きられる。
    いやきっと、見えないけれど見守ってくれていると思う。

    0
    2024年09月22日
  • 小梅の七つのお祝いに

    Posted by ブクログ

    イラストが読者を限定してしまっているような。
    いろいろとドキドキさせられる小道具や伏線がある。明るい雰囲気で、怖さが薄いところが良い。けど、どこかまとまりがなく、惜しい。対象年齢はだれなんだろうか。

    0
    2023年06月05日
  • 小梅の七つのお祝いに

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    千と千尋風の神隠しファンタジー。
    7歳のお祝いをしてもらえなくて、
    ちょっと悲しい小梅ちゃんが主人公。
    小梅ちゃんや黒牛さんがとっても可愛い。

    異世界ファンタジーの入門編としていいかも。

    0
    2022年07月11日
  • 小梅の七つのお祝いに

    Posted by ブクログ

    七五三のお祝いが先延ばしになって不満な主人公。黒い牛を追って迷い込んだ天神様の一本道で不思議な体験をする。黒い牛の正体は主人公のいつもそばに……。

    0
    2022年07月05日

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