菅原小梅は6歳の女の子。本当は今日、753のお祝いを家族でする予定だった(来年2月で7歳となる)けど、おばあちゃんが入院してからというもの、家族は忙しく、落ち着かない。お姉ちゃん(小夏、小6)も受験勉強会で大変だから、春になって、小梅も7歳になったらお祝いしようということになったのだ。
小梅は天神様
...続きを読むに来て、家族の事をお祈りした。学校のお友達は、今日にも753のお祝いをしてることをおもって、月曜日を少し憂鬱に思っていたら…
黒い牛と出会ったのです。
優しい目をした黒い牛についてゆくと、小梅がいるのは、牛たちが人間のように屋台をやっている、不思議な通りなのです。
屋台の牛さんからお餅を買って、地図をもらいました。小梅と一緒に歩いていた黒い牛「くろさん」と、地図にそって神様の居られる御神殿へと向かいます。
6歳の女の子が主人公とはいえ、文字は小さく、ルビもなく、内容は4〜高学年向き。
門前町から鳥居をくぐって、神社を参拝して、帰ってくる。それだけの事だけど、守られて、導かれ、7つの祝福をされ、そして、自分で考えてちゃんと帰っていく。もちろん、神様たちに対して、ちゃんと感謝もて、礼儀正しくもする。
通りゃんせの歌が、少し怖いように、この物語も、小梅がちゃんと帰って来られるかという怖さも入れていて良い。