作品一覧

  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門
    4.5
    日本には七万以上の寺院が存在する。 これらの建築様式は様々だが、その源流は奈良に見ることができる。 なかでも工匠の知恵と工夫と技術革新を直に堪能できるのが、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺の四寺だ。 そこで、建物の基本骨格や建築の基礎知識を説明し、各寺院建築の具体的な造られ方を、図版や写真をふんだんに使いながらわかりやすく解説。 そうすることで、各技術にこめられた職人の想いばかりか、天皇・藤原氏や僧侶の権勢・思想といった歴史も見えてくる。 建築という視点から、新しい奈良の魅力を照らし出す、今までになかった寺院鑑賞ガイド本。
  • 森と木と建築の日本史
    3.0
    衣食住から信仰に至るまで,日本の歴史とは,木とともに歩んだ歴史であるといっても過言ではない.森のめぐみを享受した先史時代,都城や寺院などの大量造営が展開した古代から,森との共生を目ざす現代まで――建築のみならず流通にも着目し,また考古・民俗・技術などの知見も駆使して,人びとが育んだ「木の文化」を描く.

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  • 宮殿の古代史 飛鳥から藤原、平城、平安へ
    -
    国の威信や天皇の権威・権力を象徴した日本の古代宮殿。東アジアで国際的緊張が高まる中、唐と日本伝統の手法を組み合わせながら、独自性の高い宮殿を造り上げた飛鳥宮・藤原宮・平城宮・難波宮・平安宮など各宮殿の空間構成は、どのような意図で造られたのか。宮殿から見えてくる天皇の強い意志や当時の社会情勢とは何だったのか。本書では、現存する建築物・文献史料・発掘遺構などの最新の研究成果をもとに、中央・地方の豪族・民衆を掌握し、全国を統治する装置を兼ねた古代宮殿の実態を解き明かす。古代史に新たな光を当てる、渾身の一冊!
  • ぜんぶ絵でわかる8 日本建築の歴史
    -
    1巻2,420円 (税込)
    見える!伝わる!使える! 「ぜんぶ絵でわかる」シリーズ第8弾は日本建築史! “これだけはおさえておきたい”日本建築のポイントを徹底図解! 日本各地には神社仏閣や古民家など、さまざまな「古建築」が残されてます。 観光名所や世界遺産になっている建築も多数ありますが、みなさんは「この建築の何がすごいのか」を考えたことはありますか? 日本建築は住宅や神社、寺院、茶室など、用途ごとに様式があり、当時の社会情勢や目的が「建築」というカタチに反映されています。 本書では、古代から近代までの建築の変遷をたどりながら、 「なぜこの時代にこの様式が発生したのか」といった時代との関わりや、建築的見どころをわかりやすく図解しています。 部位名称はもちろん、様式や構造の特徴、代表的建築物まで、「日本建築のみどころ」をまるっとぜんぶお教えいたします。 ■目次 序章/建築史のはじめに 第1章/都市の歴史 第2章/神社仏閣の建築史 第3章/住宅の建築史 終章/明治以降の建築史

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  • 古建築を受け継ぐ メンテナンスからみる日本建築史
    -
    世界最古の木造建築・法隆寺をはじめ,日本に多くの歴史的建造物が現存する背後には,維持管理のための不断の営みがあった.式年造替から遷都にともなう移築,被災からの復興,応急処置に至るまで,日本古来のメンテナンスをめぐる体制・技術・理念を通覧.多彩な継承の歴史を繙き,未来へと紡ぐ,画期的な建築思想史.

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ユーザーレビュー

  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

    Posted by ブクログ

    私にとって 奈良に行く時の必読書!であり相棒!

    古寺の建物にも興味があったが、それらを解説する良き本がなかなか見つからなかった。
    やっと発見!

    唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺
    奈良の代表的な寺院。
    これらのお寺には 古建築やその痕跡を見る要素が凝縮されている。
    それらを懇切丁寧にイラストや写真で説明されている。

    あなたもきっと この本を持って これらの寺々を訪ねたくなること必至。


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    2025年04月28日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

    Posted by ブクログ

    「古建築は学ぶより、現地で実見して感じ取るべし」(まえがきp.6)。まさに同感。移動中に読んだので、見るべきポイントを覚えていられた(薬師寺は後読み)。東大寺の食堂礎石は本に書かれていなければまったく気がつかなかった。

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    2022年10月16日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

    Posted by ブクログ

    日本の寺院建築のどこに注目して見ると面白いのか、その構造や意匠についてわかりやすく解説した本。
    途中、理解しにくい箇所もあるが、図や写真を多く使って丁寧に説明しようという工夫が感じられ、さらに著者の寺院建築の見方、向き合い方にも共感を覚える。
    寺院建築の見方を知りたい人におすすめできる入門書。

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    2022年06月04日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

    Posted by ブクログ

    奈良の古代から伝わる寺院の古建築の様式についてわかりやすく図版も豊富に解説されている。奈良時代から現存するものも、他の一度は滅びた建物が鎌倉時代以降に再建された時に進んでいた技術が適用された改修を経ることで今まで伝えられてきたということが良く分かった。

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    2022年04月30日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

    Posted by ブクログ

    「建築史」という研究分野が在る。それは“歴史”という分野であると同時に“建築学”という“工学系”の要素も色濃いという、少し独特な感じのものだ。要は古い建築を精緻に分析し、「同じモノを今建てるとするなら如何いうようにする?」と考えるような感じであるらしい。
    本書の著者はその「建築史」の研究者である。そして「何時でも手軽に古い建築が視られる」と奈良に活動の場を求めた経過が在るのだという。そういう“エキスパート”の目線で、奈良の有名な寺院の建築について詳細に、同時に判り易く説いているというのが本書である。
    本書に関して非常に好感を抱くのは、「首都圏等から1泊2日で奈良を訪ねるとして…」という想定で、

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    2022年03月08日

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