作品一覧

  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門
    4.4
    日本には七万以上の寺院が存在する。 これらの建築様式は様々だが、その源流は奈良に見ることができる。 なかでも工匠の知恵と工夫と技術革新を直に堪能できるのが、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺の四寺だ。 そこで、建物の基本骨格や建築の基礎知識を説明し、各寺院建築の具体的な造られ方を、図版や写真をふんだんに使いながらわかりやすく解説。 そうすることで、各技術にこめられた職人の想いばかりか、天皇・藤原氏や僧侶の権勢・思想といった歴史も見えてくる。 建築という視点から、新しい奈良の魅力を照らし出す、今までになかった寺院鑑賞ガイド本。
  • 森と木と建築の日本史
    3.0
    衣食住から信仰に至るまで,日本の歴史とは,木とともに歩んだ歴史であるといっても過言ではない.森のめぐみを享受した先史時代,都城や寺院などの大量造営が展開した古代から,森との共生を目ざす現代まで――建築のみならず流通にも着目し,また考古・民俗・技術などの知見も駆使して,人びとが育んだ「木の文化」を描く.

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  • 古建築を受け継ぐ メンテナンスからみる日本建築史
    -
    世界最古の木造建築・法隆寺をはじめ,日本に多くの歴史的建造物が現存する背後には,維持管理のための不断の営みがあった.式年造替から遷都にともなう移築,被災からの復興,応急処置に至るまで,日本古来のメンテナンスをめぐる体制・技術・理念を通覧.多彩な継承の歴史を繙き,未来へと紡ぐ,画期的な建築思想史.

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  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

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    「古建築は学ぶより、現地で実見して感じ取るべし」(まえがきp.6)。まさに同感。移動中に読んだので、見るべきポイントを覚えていられた(薬師寺は後読み)。東大寺の食堂礎石は本に書かれていなければまったく気がつかなかった。

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    2022年10月16日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

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    日本の寺院建築のどこに注目して見ると面白いのか、その構造や意匠についてわかりやすく解説した本。
    途中、理解しにくい箇所もあるが、図や写真を多く使って丁寧に説明しようという工夫が感じられ、さらに著者の寺院建築の見方、向き合い方にも共感を覚える。
    寺院建築の見方を知りたい人におすすめできる入門書。

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    2022年06月04日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

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    奈良の古代から伝わる寺院の古建築の様式についてわかりやすく図版も豊富に解説されている。奈良時代から現存するものも、他の一度は滅びた建物が鎌倉時代以降に再建された時に進んでいた技術が適用された改修を経ることで今まで伝えられてきたということが良く分かった。

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    2022年04月30日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

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    「建築史」という研究分野が在る。それは“歴史”という分野であると同時に“建築学”という“工学系”の要素も色濃いという、少し独特な感じのものだ。要は古い建築を精緻に分析し、「同じモノを今建てるとするなら如何いうようにする?」と考えるような感じであるらしい。
    本書の著者はその「建築史」の研究者である。そして「何時でも手軽に古い建築が視られる」と奈良に活動の場を求めた経過が在るのだという。そういう“エキスパート”の目線で、奈良の有名な寺院の建築について詳細に、同時に判り易く説いているというのが本書である。
    本書に関して非常に好感を抱くのは、「首都圏等から1泊2日で奈良を訪ねるとして…」という想定で、

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    2022年03月08日
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門

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    法隆寺五重塔。初層から最上層にかけて屋根の幅が大きく逓減するため、どっしり安定した三角形。一方、東寺五重塔は逓減が小さく、しゅっとしている。初層と比べて最上層の大きさは、東寺五重塔(7割)・法隆寺五重塔(5割)・薬師寺東塔(4割)。

    日本の古建築。木の柱に雨が当たらないよう軒の出を深くするため、屋根全体が大きくなる。屋根にこだわったものが多くなる。屋根を重ねたり、屋根を複合したり。

    奈良には古建築がたくさん残っている。京都で最古の建物は大報恩寺の金堂(鎌倉時代)。

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    2023年06月29日

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