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「なか憲人」の「バキのわ!~バキを語る女子高校生たち~」「とくにある日々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「なか憲人」の「バキのわ!~バキを語る女子高校生たち~」「とくにある日々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
少年・青年マンガ
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Posted by ブクログ
この(6)も、アオハル真っ盛りなJKたちは、のびのびと、自由気ままに、全力で学生生活を満喫している。
『とくにある日々』の新刊で楽しみにしているのは、やはり、表紙。他のスクールコメディも作者のセンスが炸裂しているが、この『とくにある日々』は群を抜いているのではないか。
毎巻、手を品を変え、よくもまぁ、ネタギレを起こさないな、と感服しきりだが、この(6)は、良い意味で予想を裏切ってくれた。
まさかのキャラ弁である。『作田刑事の張り込み弁当』を読んだばかりなので、「おおっ」と声が出てしまうほど、かなり完成度が高い。
もちろん、そんな表紙のインパクトに負けず、内容もしっかりと楽しませてくれた。
この(6)では、しいちゃんときみどりちゃんが、学校の生徒たちを慄かせている七不思議の解明に挑んでいる。
他の作品なら、こういう流れだと、マジモンが出て来ちゃって、恐怖のどん底に叩き落とされがちなので、ドキドキしてしまうもんだが、この『とくにある日々』では、そんな物騒な事にはならない、と確信があるから安心して読める。
とは言え、メインの二人が大真面目に謎の核心に迫っていこうとするので、どこか羨ましさも感じる。
学生でなきゃ、学校の怪談を楽しめず、その真相を明らかにするなんて事は出来ないからな。もし、私が学生時代の間に、こういう活動をしている同級生がいたら、喜々として参加していたに違いない。
「七不思議パート」も楽しめるが、この(6)では、しいちゃんときみちゃんが正月独特の空気で、友情をより深めてもいるので、そこも必読だ。
この台詞を引用に選んだのは、尊いな、JKの友情は、と感じたので。
絶対に必要か、そこは断言できないにしろ、やはり、根底に相手へのリスペクトがあると、友情は長続きするのではないだろうか?
人は総じて、自分に近しい趣味を持っている相手と一緒に「好き」を共有したいものだが、相手の強味が自分は持っていないモノだからこそ、一緒にいて楽しいのだ。
人は出会いによってこそ、精神的な成長や変化を齎されるのか。
(発想とか工夫じゃいけないところに連れていってくれる)(byしいちゃん)
Posted by ブクログ
この(5)も良い味が出ており、ますます、旨味が増してきた、と感じるのは、きっと、私だけじゃあるまい。
一つ上の面白さに達する突き抜け方はしているが、読み手は置いてきぼりにしない、この塩梅が素晴らしいんじゃないか?
本編が面白いのは言うまでもないが、『とくにある日々』は表紙もまた、注目すべき点だろう。
(4)のフェルトも可愛らしかったが、粘土細工で作られたしいちゃんときみどりちゃんもキュートだ。
このセットを読者プレゼントにしたら欲しがるファンは多いだろうけど、素材的に、どんだけ気をつけても途中で壊れてしまいそうだから、なか先生に大事に保管して貰うしかあるまい。
この(5)の本編も、いつも通り、一瞬一瞬を大事にすべきアオハル感がギュッと詰まっていて、それでいて、他の学園モノとは異なる好さを、しっかりと出せている。
熱血って感じは一切ないんだけど、自分が好きな事、やりたいと思った事に、彼女たちは決して、手を抜かずに向き合っており、その姿に羨ましさを感じてしまうのは、私から若さが抜けてきているのか。
私のオジサン化はさておき、改めて、頭で理と利を考えるしいちゃんと、楽しさを求める心が体を動かせてしまうきみどりちゃんは、ベストコンビだ、と感じた。
きみどりちゃんが積極的に動けるのは、しいちゃんがここぞってトコで、しっかりとブレーキをかけてくれる、と信じているからだし、逆にしいちゃんはきみどりちゃんの明るさに引っ張られて、一人じゃ出ない大胆なアイディアで日々を楽しく出来ている。
どの回も良かったが、私的に、この(5)で推したいのは、アオハル感の中に漂う栄枯盛衰を実感させる70話だ。どんなに楽しくても、むしろ、楽しいからこそ、時の流れから零れ落ちてしまうモノがある。花見と言う一時のイベントであるからこそ、寂寥感を下地にした楽しい催しで、きっと、きみどりちゃんは、ほんの少しだけ成長したに違いない。
この台詞を引用に選んだのは、小西先生に対する好感度がしっかりと上がるものだったので。
教師って言う、生徒に教え、育てる役目に対して誇りを持っているのも大きいだろうけど、何より、小西先生は人間としての器が出来ているんだろう。
カッコいい大人の定義みたいなモノは色々だろうけど、こうやって、本当に困った時、この人に頼ろう、と思わせる雰囲気は大事なんじゃないだろうか。
「あなたたち、いつも、2人で楽しそうだけど、大人を頼りたくなったら、いつでも頼っていいからね」(by小西先生)
こちらもまた、私の琴線に触れるものだった。
私自身が、あまり、ギャンブルにのめり込んでいないってのもあるにしろ、この理屈には「確かに、そうかも」と思わせるだけの筋があった。
改めて、きみどりちゃんの良さが見える。
彼女のように、自分の直感を信じて行動できるのは、人間としての強みだな。
「全員、初回で、定石とかも生まれてないから、ただただ素直な奴が勝つこともある、それがギャンブル」(by天の声)
これも、妙な説得力っつーか、言っている事は解る、と思えるものだった。
人に仕事を任せたのであれば、こうやって、シビアさを示すのも大事なんじゃなかろうか。
〆切があるからこそ、人は与えられた仕事に対して、個人差は生じるにしろ、真面目に取り組める。
「できたら来るじゃ一生来ないから、できなくても1週間後に報告してくれ」(by瀬賀こなみ)
そして、これもまた、きみどりちゃんの良さが、心にガッツンと来る台詞だ。
良い事をした、ちゃんとした結果を出した人をストレートに誉めるってのは、意外に難しい、と大人になってから感じる。
まだ学生だからってのもあるにしろ、自分のした事は正しいのか、と自分の中で悶々と悩んでしまっていたしいちゃんを、良い意味合いで何も考えずに肩車して、「良かった」と言えちゃう、きみどりちゃんの心は実に美しい。
こうやって、無自覚で、友達のモヤモヤを吹っ飛ばせるのは若さだろうな。
「あのゲームの内容、よかったから、肩車したげる」(by高島きみどり)
Posted by ブクログ
今回も、妙な面白さに満ちた内容だった。
シュールだって評価されている漫画は結構、あるけど、この『とくにある日々』は突き抜けている。
仲の良い女の子同士が、毎日、飽きもせず、ワチャワチャしている。
その光景は癒しになってくれる。
そんな光景の中にこそ、日々を大切に生きる事が大事だ、と思わせてくれる説得力が宿るんだろうな。
リアルではあるが、男の夢を壊さない程度に抑えられている、その塩梅の良さにも感服だ。
社会の荒波に揉まれた大人からしたら、学生は、何も考えずに「楽しい」を優先して生きているように見えるかもしれない。
でも、楽しく生きるのは、それはそれで結構、簡単じゃない。
そうやって、全力を傾ける青春の中でしか得られない「何か」があって、その「何か」は大人になった時、自分をピンチの時、助けてくれるものだ。
どの回もキラキラしていたが、私的に印象に残ったのは、57話。個人的な感覚だけど、この回は特にアオハルを感じた。正確に言うと、アオナツかも知れん。こういう時間の過ごし方は、学生の時にしか出来なかったなぁ、と今は思う。
この台詞を引用に選んだのは、共感できるものだったので。
大人になるとあるんだよなぁ、こういうやるせなさに襲われ、そんな小さいストレスを発散するために、プチ贅沢をしたくなる時が。
使う場所と金額がこれまた現実的で、小西先生の良い人っぷりが出ている。
「ああ~・・・もう、全然、違うことしてる・・・(なんか・・・!!今日、居酒屋で4500円使ったろ・・・!!)(by小西先生)
この台詞を引用に選んだのは、思わず、「ぶほぉっ」と笑いが噴き出してしまったので。
人畜無害っぽい見た目だからこそ、このインパクトが凄い。
でも、確かに、気持ちいいよな。
「敗者が吠えてる中で優勝するのが、1番きもちいい」(by森本さゆう)
この台詞を引用に選んだのは、なるほど、と妙に響いたので。
全力で傾けるモノは、人それぞれだ。
本人が信念を持って、それに全力を傾ける、と決めたのなら、犯罪行為でない限り、誰にもそれを非難できない。
周りから、奇異に映ったとしても、本人にとって、それが大事なら、それでいい。
こんなんで自分はいいのか、と悩んでいる学生もいるかもだが、本当に全力を傾けているなら、迷わずに頑張っていい。
自分が大切にしたいモノを知っている彼女は、私は立派だと思うね。
「そういえば、しいさんって、あんまり、何かひとつのことを決めてしたくないって言ってたっけ・・・」
「そうですね」
「そういえば、なんでなんだ」
「・・・・・・理由の一部ですが、何か目標を立てたり、予定を立てたりすると、それ以外のことを過程にしてしまいます。向かうべきものが大きければ沖いほど、道中の小さいものに気づかなくなるんじゃないかって。でも、私は日々のちょっとした小さいものを、なるべく、観測したいんです。これは、もう、サガかもしれません。だから、みんなが全力で部活などをしてるのと同様に、私は全力で、何も目標を立てていません」(by小西先生、高島きみどり、椎木しい)