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  • スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック
    4.1
    1巻1,870円 (税込)
    なぜ、スピッツはこれほどまでに愛されるのか? ポップでマニアック、優しく恐ろしく、爽やかにエロティック。 稀代のバンドの魅力を「分裂」というキーワードで読み解く画期的論考。 【目次】 第1章 密やかさについて ─ “個人”と“社会” 第2章 コミュニケーションについて ─ “有名”と“無名” 第3章 サウンドについて ─ “とげ”と“まる” 第4章 メロディについて ─ “反復”と“変化” 第5章 国について ─ “日本”と“アメリカ” 第6章 居場所について ─ “中心”と“周縁” 第7章 性について ─ “エロス”と“ノスタルジア” 第8章 憧れについて ─ “人間”と“野生” 第9章 揺動(グルーヴ)について ─ “生”と“死”

ユーザーレビュー

  • スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック

    Posted by ブクログ

    シャッフルビート、グルーヴ(=揺続感)、スネアなどなど、音楽素人の身では聞いたことあるようでない単語の意味を曲と照らし合わせながら確認でき、そして何よりももちろんスピッツへの解釈が深まった。偉そうな評論家ではなくスピッツを愛する評論家の目線で、さまざまな引用をしてそれなりの根拠を持ってなおかつ愛が伝わる文章に非常に好感が持てた。
    素晴らしい1冊

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    2022年08月19日
  • スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック

    Posted by ブクログ

    スピッツの魅力をここまで体系的に言語化してくれている作品に出会えて嬉しい。
    多くの人にこの本を読んで欲しいし、スピッツを聴いて欲しい。

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    2022年05月22日
  • スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック

    Posted by ブクログ

    魂の星5つ

    この世で1番好きなバンドがスピッツなんですけど、このバンドのどういう所に惹かれてたのか、加えて自分でも理解してなかったところまで掘ってくれていて、ますます曲が広がりを持って聴こえてくるようになりました。自分の好きな曲を分析してくれると、自分のいろんな思い出さえ磨かれてるように感じれて勝手に感動してしまいました。スピッツ が影響を受けた洋楽とか、音楽理論とか勉強してからもっかい読みたい。

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    2022年03月04日
  • スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック

    Posted by ブクログ

    スピッツを「分裂」というキーワードから解きほぐした本。スピッツについて理論的な観点から見ることはなかなかないので、そういった意味でもすごく興味深かった。ある程度の音楽知識がないと難しいところがあるかもしれないが、その部分はすっ飛ばしても著者の言いたいことは十分に伝わるだろう。
    “分裂”、“周縁”、”とげ“、”まる“。僕が、そして様々な人々がなぜ、これほどまでスピッツに魅力を感じるのか、少しわかったような気がする。

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    2022年01月08日
  • スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック

    Posted by ブクログ

    全体を読み終え、非常に興味深かった。ポップカルチャーを論じる書籍を初めて読んだこともあり、ややとっつき難く感じる部分や、気恥ずかしく感じる部分もあった(例えば個々の楽曲の歌詞について個別に論じていく箇所)が、特に唱歌や童謡との相似からスピッツの楽曲の特質を論じる第5章や、いわゆる「王道」の立場として見られていることを意識しつつ、それを拒み続けている(と思われる)スピッツの主体性を論じている第6章は、説得力がありつつ独創的な見解も含んでいるように感じられ、非常に面白く読めた(『遠吠えシャッフル』の「美しすぎるクニ」については、リリース当時、自分もよく同じようなことを考えていたなぁと共感した)。

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    2021年12月31日

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