伏見瞬の作品一覧
「伏見瞬」の「スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「伏見瞬」の「スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
全体を読み終え、非常に興味深かった。ポップカルチャーを論じる書籍を初めて読んだこともあり、ややとっつき難く感じる部分や、気恥ずかしく感じる部分もあった(例えば個々の楽曲の歌詞について個別に論じていく箇所)が、特に唱歌や童謡との相似からスピッツの楽曲の特質を論じる第5章や、いわゆる「王道」の立場として見られていることを意識しつつ、それを拒み続けている(と思われる)スピッツの主体性を論じている第6章は、説得力がありつつ独創的な見解も含んでいるように感じられ、非常に面白く読めた(『遠吠えシャッフル』の「美しすぎるクニ」については、リリース当時、自分もよく同じようなことを考えていたなぁと共感した)。