作品一覧

  • 今 敏 画集 KON’S WORKS 1982-2010
    3.0
    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2010年に急逝したアニメ監督今 敏が手がけたイラストレーション群を150点以上を収録する画集。代表的な作品のイラストだけにとどまらず、逝去後に発見された未公開作品・初期作品群、絵コンテなども収録。【本書は、『今 敏 画集 KON’S WORKS 1982-2010』を電子配信用に再構築したものです。】 (C)KON'STONE,Inc. (C)1997 MADHOUSE  (C) 2001 千年女優製作委員会 (C) 2003 今 敏・マッドハウス/「妄想代理人」製作委員会 (C) 2007 MADHOUSE/Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc. (C)2007 Satoshi Kon・MADHOUSE/NHK (C)MADHOUSE/KON'STONE,Inc
  • OPUS 《完全版》
    完結
    5.0
    全1巻2,640円 (税込)
    連載漫画『Resonance』の佳境を迎えた漫画家・永井力は、悩んだ末に主人公リンの死をもって物語を締めくくることとした。 だが、原稿用紙の奥から姿を現したリンにその原稿を奪われ、力自身もみずからの描いた漫画の世界へと引きずり込まれてしまう。 そこで出会ったヒロイン サトコとともに、自分の考えた設定に翻弄されながらも謎の超能力者「仮面」と戦う力。 作者にあらがう登場人物たち。 やがて力にとっての現実世界と作中世界の境界線が崩れてゆく中で、力は「作者は作中世界の神たりうるのか」を自問するのだった---。 隔週誌「コミックガイズ」で、1995~96年にかけて連載された長編漫画『OPUS』。 アニメに専念するようになる直前の時期に書かれた、「漫画家としての今 敏」の集大成であり、 後年の映画で追及される「現実と虚構」のテーマの出発点ともなった作品ですが、掲載誌の休刊にともない未完のまま終わりました。 しかし、2010年の作者急逝の後に“幻の最終回”の原稿が発見され、徳間書店より上・下巻で単行本が刊行されました。 本書は、単行本の巻末に今監督の全作品を手掛けたプロデューサー・丸山正雄氏のインタビューなど新規要素も併録し、 1冊にまとめた《完全版》となります。
  • セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》
    完結
    4.5
    全1巻2,090円 (税込)
    物語は近未来21世紀初頭。 地球上のあちこちで、肩甲骨が翼状に変容し、幻覚におかされる天使病という死に至る病が蔓延してきた。 その感染によって世界中の各国では旧来の秩序は崩壊。 宗教、経済、軍事など、さまざまな問題もはらみ、人の心の不安がむき出しとなった世界--- すべてが異端の地となった世界を、その「発端」をさぐるため、謎の少女セラと二人の男・バスタザル、メルキオル、 そしてバセットハウンドのガスパルは、旅を続けていた。 目指すは新疆ウイグル自治区南部にある中国最大の砂漠、タクラマカン砂漠---。 天使、鳥、バセットハウンド--- など。 作中で使われているモチーフを見れば一目瞭然ですが、押井守の原作として、 宮崎駿氏による『風の谷のナウシカ』の長期連載が終了した「アニメージュ」誌で、 その枠を継ぐ漫画作品として企画されたものです。 しかし、連載が1年を越えるころを境に、押井と今の対立が表面化します。 著者表記の「原作」が「原案」へと変化し、物語は完結を迎えないまま、 全16回の連載が過ぎた1995年11月号で、唐突に終了します。 ほぼ同時期に、押井守は世界的評価を経た監督作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を発表。アニメーション監督に転身した今敏は1997年に、こちらも海外に大きな影響を与えた初監督作品『PERFECT BLUE』の公開に至ります。 本作品執筆を契機に残念ながら決別をすることとなってしまう二人の世界的クリエーター。 互いに長年口をつぐんでいたものの、このたびの《増補復刻版》では、その一方である押井守のインタビューを新規取材・収録するスペシャル版としてお届けします。
  • KON’S TONE 「妄想」の産物
    -
    1巻1,870円 (税込)
    アニメーション監督・今 敏が生み出した長編劇場作品は、全部で4作。 テレビシリーズはただ1作。WOWOWで全13話が放送された、2004年『妄想代理人』のみとなります。 没後10年となる2020年、『妄想代理人』の企画&製作過程での日常や非日常的事件、映像クリエイターとしての創意や葛藤や発見をつづった『KON'S TONE 「妄想」の産物』を刊行することになりました。 突然現れた謎の通り魔「少年バット」。折れ曲がった金属バットを片手に、目深にかぶったキャップで、ローラーブレードを駆って参上する神出鬼没の存在。 ゆるふわなキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子が最初に襲われて以来、まるで増殖するかのように出没をかさねることになった「少年バット」と、それに襲われたり、巻き込まれたりした人々を巡る、様々なテイストのエピソードでつづられた破格のサイコロジカル・エンターテインメントが『妄想代理人』、全13話です。 『妄想代理人』 原作・総監督=今 敏/シリーズ構成=水上清資/キャラクターデザイン=安藤雅司 色彩設計=橋本賢/撮影監督=須貝克俊/編集=瀬山武司/音響監督=三間雅文 音楽=平沢進/アニメーション制作=マッドハウス/製作=「妄想代理人」製作委員会 本書は、『KON'S TONE 「千年女優」への道』の続編ともいえるタイプの書籍です。 『東京ゴッドファーザーズ』完成前の時期に、なぜテレビシリーズを立ち上げようと思い至ったか。『妄想代理人』制作から遺作となる『パプリカ』へといたる縁。作品内容・作画演出手法についての自己解説、製作現場のルポルタージュまで--- 今監督の生前からオフィシャルサイト【KON'S TONE】で公開されていたテキストを、多くの絵コンテページも収録し、初めて書籍のかたちにまとめました。 創作者の内面、アニメーション制作の現場など、ファンというだけでは知りえない貴重な情報、ものの見方が横溢した貴重な一冊です。 ▼著者プロフィール 今 敏(こん さとし) 1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。マンガ家、アニメーション監督。 大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、マンガ家としてデビュー。マンガ作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石』(以上講談社)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上、徳間書店)がある。 1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。 2010年8月24日永眠。享年46歳。
  • 海帰線
    完結
    3.5
    全1巻759円 (税込)
    人魚の伝説や古くからの言い伝えとともに生きる長閑な海辺の町。この小さな港町にも、土地開発という近代化の波が押し寄せる…。 映画「東京ゴッドファーザーズ」「千年女優」の監督として国際的にも高い評価を得ている今敏による初期作品、ついに登場!
  • セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》

    Posted by ブクログ

    「ナウシカ」の連載が終わった「アニメージュン」が押井守を原作に招聘、作画に今敏を据えて初めて大型企画であったにも関わらず、押井守と今敏の関係悪化により未完で終わったしまったSF大作。
    謎の疫病「天使病」の蔓延と、それにより大量に発生した難民のよる世界秩序の混乱により、ユーラシア大陸全域が封鎖された近未来の世界を舞台に、WHOより派遣された謎の少女と東方の三博士の名で呼ばれる二人の男と一匹の犬が「天使病」の震源であるタクラマカンを目指すという話。
    天使に犬、ポリティカルフィクション要素やミリタリーと押井守の好きそうな要素を全部突っ込んだ内容。面白くない訳がない。
    巻末に押井守のインタビューが掲載

    1
    2023年09月15日
  • OPUS 《完全版》

    Posted by ブクログ

    今敏の長編SF。漫画家、今敏の最後の作品で、この作品以降、完全にアニメーション作家となり漫画を描くことはなくなった。
    漫画家の主人公が自分が描いた漫画作品世界に入り込み、漫画のキャラクターとともに自分の描いている漫画世界の崩壊を防ごうと奮闘するという話。連載中、掲載誌が休刊することになり、急遽考え出された最終回は編集部によりボツにされ、結果、最終回は掲載されることはなかった。
    最後まで描かれなかった最終回(制作途中の状態で収録されている)は、当初の想定とは異なる展開だと思われるが、急ごしらえとは思えない結末。「パーフェクトブルー」「千年女優」「妄想代理人」「パプリカ」と現実と人間の妄想の混交を

    0
    2023年09月11日
  • セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》

    Posted by ブクログ

    (未完の作品なので、万人におすすめできないのが前提です)
    押井監督の『天使のたまご』見たときに友人におすすめしてもらって読みました。実際大正解だったので、天使のたまご→本書の順で楽しむのがおすすめです。押井守最大の大風呂敷を展開した本書では、他の映画作品などでも描かれたモチーフやアイデアがちらつくものがあり、同氏の理解が深まります。

    0
    2021年11月09日
  • 海帰線

    Posted by ブクログ

    大友克洋と同じく映画製作を本業とするようになったのがわかる気のする作品
    マンガとしてはなんら長所ない
    作者名を換えれば誰も褒めない
    話も動画で最上の演出をすれば名作になるかというと疑問
    でもそんなものかもしれないか
    いやアニメならともかく中途半端にうるさすぎる
    ちなみに上位互換なのかと思って『AKIRA』も流し読み返したが
    何かあまりおもしろがれそうにないのが怖くて閉じる

    0
    2018年12月08日
  • 今 敏 画集 KON’S WORKS 1982-2010

    Posted by ブクログ

    特に女性の美しさ。「パーフェクトブルー」なんて最高。
    「千年女優」で登場した映画ポスター、見ていて単純に面白い。
    「セラフィム」は続きを見たかったなー、ねえ、押井先生。

    0
    2017年03月17日

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