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  • 公共貨幣入門(インターナショナル新書)
    3.5
    1巻935円 (税込)
    日本の「失われた30年」は主流派経済学の処方箋を素直に実施した結果である。新古典派経済学による構造改革は低賃金の非正規労働者を増やし、ケインズ経済学による財政・金融およびリフレ政策は1000兆円を超える借金地獄をつくった。原因は貨幣システムの欠陥にある。主流派経済学やMMTの誤りを指摘し、現在の「債務貨幣」にかわる新たな貨幣システム「公共貨幣」を提唱。「公共貨幣」を取り戻せば「ゼロ成長」から脱却でき、新しい未来が開けることを論証する。

ユーザーレビュー

  • 公共貨幣入門(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    現代の経済社会の抱える問題を貨幣から分析したもので、貴重な考えである。しかし、よく理解できない点も多く、いろいろと考えていきたい。

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    2021年10月17日
  • 公共貨幣入門(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

     世界恐慌後の貨幣秩序の回復のため、預金の100%を裏付ける流動資産の保有を民間銀行に義務付ける「シカゴプラン」を提唱したアーヴィング・フィッシャー。そのフィッシャーを高く評価し、主流経済学派に反旗を翻す著者らの主張「公共貨幣理論」を一般読者向けにまとめたもの。

     著者らの主張は「貸金と預金をセットで同時に「無から」創り出すという民間銀行の錬金術を止めさせ、公共セクターである政府にマネーストック管理を任せ、バブルやインフレといった金融の発生を防ごう」というものだが、この主張事態は特段目新しいものではなく、たとえば前イングランド銀行総裁マーヴィング・キング「錬金術の終わり──貨幣、銀行、世界経

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    2022年01月14日

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