ポール・ジョセフ・ガリーノの作品一覧

「ポール・ジョセフ・ガリーノ」の「脚本の科学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 脚本の科学
    3.5
    脚本術 meets神経科学! 目や耳などの現実の情報を知覚する器官の機能から、感情や意思決定と複雑に結びつく脳神経にいたるまで、認知神経心理学をフル活用した、一歩先に進むための脚本術が登場! 成功した映画には、いくつかのパターンがあることをご存知でしょう。巷にはたくさんの脚本の指南書があふれ、必勝法がありますが、人間の知覚の限界と脳の認知プロセスの無限の可能性を理解すれば、あなたの脚本はもっと「完璧」になるのです。 本書では、ジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニ)」の神話構造理論、シド・フィールドの「三幕八場」、ロバート・マッキーの『ストーリー』、ブレイク・スナイダーの『「SAVE THE CAT!」の法則』をすべてまとめて取り上げ、著名な脚本術がいかに合理的であるかを説きながら、さらにクリエイティビティを発揮するための「パターンからの逸脱」について検討します。そこで武器になるのが、認知神経心理学の活用です。 実際に「スター・ウォーズ」や「トイ・ストーリー」、「ソーシャル・ネットワーク」、「世界に一つだけのプレイブック」、「ブレイキング・バッド」などの人気作品の具体的事例を通して実際に使われているテクニックを検証し、その背景にある科学的根拠を説明しながらテクニックの実効性が次々に解明される様子は、論理的な読者ほど腑に落ちるはずです。最終章では知覚/認知的アプローチをフル動員し、『スター・ウォーズ』がなぜ、映画の歴史に残る観客数を動員した名作となったのかを徹底解説しています。 くり返しますが、本書はシド・フィールド(『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』著者)、ブレイク・スナイダー(『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』著者)、ロバート・マッキー(『ストーリー  ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』)ら、ハリウッド式脚本メソッドの大家が体系化した理論や法則を否定するものではなく、むしろ科学的なアプローチでその合理性を裏づけしています。ぜひこれらを読んだ方こそ、本書を手にとってみてください!

ユーザーレビュー

  • 脚本の科学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すぐれたメインキャラクターを作り出すことについての多くのアドバイスは、長年にわたって存在してきた。デヴィッド・ハワードは『The Tools of Screenwriting(脚本のツール)』の中でこう言っている。「すぐれた主人公は観客の強い感情的反応を引き起こす[……]。大切なのは、観客が主人公から分離していると感じないことだ」。
     ロバート・マッキーは同じ問題をこう言い表している。「観客の感情移入は、共感という接着剤によって支えられている。作り手が観客と主人公の絆を結べなければ、観客は何も感じない傍観者となる」。
     ブレイク・スナイダーは彼の脚本の教科書に『SAVE THE CATの法則』

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    2024年11月26日
  • 脚本の科学

    Posted by ブクログ

    読むのにかなり時間は要しますが、それは内容の濃密さによるものと考えます。人の認知がどのように働くのか、重要な情報をうまく伝えるにはどうしたら良いのか、注意を保ってもらう方法、視覚などの情報の特性などについて書いてあります。
    実際脚本を書く人でなくても、映画を見る時の楽しみが少し増える一冊であると思います。

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    2022年03月27日
  • 脚本の科学

    Posted by ブクログ

    LC4RIのノートブックで人に読ませるのを意識した場合、低コストでどうやったら良いか分かんないけど、人間の認知機能に合わせた書き方を考えたら良いなと思った。インフォダンプになりがち。読まない、セル飛ばす、といった問題には、この辺が答えなのかも知んない。

    0
    2021年06月06日
  • 脚本の科学

    Posted by ブクログ

    認知神経科学の観点から映画の脚本を分析した一冊。一応は優れた脚本の書き方・映画の撮り方の教科書なのだが、見る側の人間が読んでも映画の見方に新たな気づきを与えてくれる。個人的にコントラストは今まで全然考えたこと無かったので次から見る際に意識してみたい。第5章の時系列操作の話は「物語のゴールは結果を知ることなのか?」という根源的な問いに繋がっていて興味深かった。難点は原文がそうなのか翻訳の問題なのか読みやすいとは言いがたいところ。

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    2021年02月27日
  • 脚本の科学

    Posted by ブクログ

    脳は一つの目的のためにできているー生命を維持すること

    トップダウンとボトムアップ

    表面情報ー制作中の物語ー長期記憶

    スキーマ

    シーン 地によって変化する地のこと

    フレーム 

    スキーマのスクリプト

    初頭効果
    初登場シーンでその人が何をしているか、あるいはどのようにふるまっているかがキャラクターについての私たちの基本的な理解の枠組みを設定する

    ハマルティア
    悲劇的欠点として、あるいは少なくともキャラクターに悲劇へと至る行動を企てさせることにつながる内面的な資質として理解されているもので、アリストテレスの「詩学」に出典がある

    キャラクターアーク
    キャラクターの願望を、その人の必要と

    0
    2021年02月28日

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