作品一覧

  • 桂浜水族館ダイアリー
    4.8
    1巻1,540円 (税込)
    高知県の景勝地・桂浜にある小さな水族館「桂浜水族館」。マスコットキャラクター・おとどちゃんのユニークなTwitterがバズり、一躍人気者に。その舞台裏にある、職員一斉退職からの再起、人気飼育員の苦悩、ベテラン飼育員の生き様、生き物の生と死、女性館長の悩める心の裡を、おとどちゃんが綴ります。今、多くの人がこの水族館を拠り所にしていることがよくわかる、“こじゃんとエモい”(強く心に訴えかける)エッセイ!

ユーザーレビュー

  • 桂浜水族館ダイアリー

    Posted by ブクログ

    これほどまでに、いい意味で期待を裏切られたことはない、と断言できる一冊(^ ^;

    著者である「おとどちゃん」は、知る人ぞ知る 高知「桂浜水族館」のマスコット・キャラクターである。ゆるキャラにしては「不気味寄り」なルックスと、それに違わぬtwitterでの暴れん坊ぶり(^ ^; 本作も、荒ぶった暴言で満たされているに違いない...と読み始めて、最初の数行でもう横っ面をひっ叩かれる感じ(^ ^;

    実際の本書は、とてもきれいで穏やかな文体で綴られた、繊細な心の機微と生命への賛歌で満ちあふれている。5年前に桂浜水族館で生まれ、それから起こった数々の事件や大小様々なできごとに、驚き、畏れ、傷付き、生

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    2022年02月16日
  • 桂浜水族館ダイアリー

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ古くて何もない水族館
    イケメンで人を集めてる水族館
    って悪いイメージだったけど
    おとどちゃんを含め、誰かの大切な居場所なんだなと。

    桂浜水族館というか
    そこにいる人の魅力が詰まった愛のある本でした。

    今度行ってみよう。

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    2022年02月05日
  • 桂浜水族館ダイアリー

    Posted by ブクログ

    桂浜水族館公式マスコットキャラクターおとどちゃんの初エッセイ。
    桂浜水族館の歴史と飼育員さんたちについて、SNSでの発信内容とは異なる言葉で綴られており、おとどちゃんの繊細さが伝わってきた。
    生きることに不器用で、それでも命に対して真摯に向き合う姿が心に響く。
    飼育員さんやスタッフさん、館長の、ヒトも含めた、そこで生きる全ての生き物たちに向ける愛が、そこかしこに溢れている。

    彼ら彼女らが、私たちの知らない所で、苦悩し、葛藤し、藻掻いている姿が垣間見れた。表に出ることが全てではない。
    命と向き合うということは、そういうことだ。

    以前、テレビで海獣班のチームリーダーが、桂浜水族館の良さのひとつ

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    2021年12月30日
  • 桂浜水族館ダイアリー

    Posted by ブクログ

    Twitterでハマスイのアカウントを見て手に取りました。おとどちゃんの繊細な表現が、水族館にいる生き物の命の繊細さと対比していて等しく輝いているみたいでした。人間も生き物も水族館の時の流れも、一瞬一瞬の輝きが美しくもあり、儚くもあり、哀しくもあるそんな一冊です。

    0
    2022年01月31日

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