作品一覧

  • 不登校の幼馴染が学校に行く条件は、毎日俺とキスすることだった
    4.5
    1巻748円 (税込)
     高二の宏樹の日課は不登校の幼馴染ユキの家に毎日通うこと。何度呼びかけても部屋から出てこない彼女に宏樹は最後の手段を使う――。 「何か俺にできることない? 何でもするから」 「……それなら、毎日私とキスして。そしたら学校に行く」  彼女の真意が分からぬまま、ユキの部屋で、屋上で、放課後の教室で。誰にも見つからないように何度もキスをした。 「初めてだから……上手くできないかも」 「下手くそなキスでごめんね、もっと上手くなるから」 「……続き、していい?」  俺たちは付き合ってない。なのに、どうして俺とキスするの? キミの本当の望みは? これはキスから始まるラブコメディ。
  • 僕らは『読み』を間違える
    4.4
    1~2巻748~792円 (税込)
    学生という生き物は、日々「わからないこと」の答えを探している。 明日のテストの解答、クラス内の評判、好きなあの子が好きな人。 かく言う僕・竹久優真も、とある問いに直面していた。 消しゴムに書かれていた『あなたのことが好きです』について。 それは憧れの文学少女・若宮雅との両想いを確信した証拠であり、しかしその恋は玉砕に終わった。 つまり他の誰かが? 高校に入学した春、その“勘違い”は動き出す。 「ちょうどいいところにいた。ちょっと困っていたとこなんだよ」 太陽少女・宗像瀬奈が拾い集めてくる学園の小さな謎たち―― それらは、いくつもの恋路が絡みあう事件《ミステリー》だったんだ。
  • 宮澤くんのとびっきり愚かな恋
    4.3
    1~2巻748~880円 (税込)
     小学生の時からの幼馴染・藤代瑠音(ふじしろ るいん)は、誰だって自然と振り返ってしまうような美人だ。突き抜けるように快活で、いつでもオシャレで、みんなの注目のギャル。そして――自他ともに認めるビッチだ。常にセフレがいて、昨日も駅前でイケメンとイチャついているのを目撃した。  一方の俺こと宮澤恆(みやざわ わたる)といえば学校の日陰者で、今や瑠音とは全然縁もなくなっていたのだが……。 「ねえワタ。私たち、付き合わない?」  俺と君が? いやいや、それ絶対に裏があるじゃん。そう思いつつ、かつての初恋相手である瑠音からの告白をつい受け入れてしまい――。  性に奔放な彼女と過ごす、青くてちょっぴり危険なラブストーリー。
  • 小説版メイクアガール メイクマイセルフ
    -
    1巻726円 (税込)
    「明君が二人いればよかったのにね」 研究に没頭する明に対する茜の軽口を真に受けて、明は自分の複製ロボを作った。『ロボ明』はインストールされた記憶を頼りに学校へ通う役割を与えられる。しかし、明と同様に結局学校で様々な騒動を起こし……何だかんだ茜に世話して貰っていた。 「ほら、味の感想を聞かせてよ。私は『あなた』の感想が聞きたいの」 「凄いじゃん、ロボ明くん!」 茜との交流を重ねる度に「明本人と茜の関係が深まった記憶」が再生され”何か”を感じ始める。そして、彼は次第に「自分自身とは何なのか」「僕は何者なのか」と疑問を持ち始め──。 映画『メイクアガール』のスピンオフが登場。

ユーザーレビュー

  • 宮澤くんのあまりにも愚かな恋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    果南との爛れた関係をズルズルを続け、トイレでの行為も発覚し破滅への道まっしぐらかと思ったけど、幻想の中でルインと仲直りをし、お互いに浮気公認という形で復縁。後日談では半年経っても2人の関係は続いているけど、果たしてさらにその先はどうなることやら。

    果南妊娠のバッドエンドでなくてよかった。改稿前は果南エンドだったらしいが…。

    0
    2025年02月18日
  • 宮澤くんのとびっきり愚かな恋

    Posted by ブクログ

    青崎が救えないな…。瑠音も男女交際に対しての価値観が人と違うから、かなり特徴的なメインヒロイン。

    青崎と瑠音のやりとりを果南に見られたときはゾッとしたな。果南がだんだんおかしくなっていくのも読んでいて印象的。

    0
    2025年02月12日
  • 僕らは『読み』を間違える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「事実は小説より奇なり」という言葉から始まったので、一行目からインパクトがあっていいなと思いました。昔の文学作品を基に日常の謎を追い求めていく今作は、謎を解く楽しさと、古典を知る楽しさがあると思います。
    また、物語の構成が卓越していると思いました。最初は昔に起きた事件に対して皆で意見を出し合っていく話が展開されていて、恋が主題ではないように描かれているのが良いなと思いました。そうすることで自然と主人公である優真と同じ視点に読者が立つように設計されていますね。なので、優真の周囲にいる栞や大我、更紗……そしてなにより瀬奈の行動や思惑が見え辛くなっていると思います。
    『はつ恋』『D坂の殺人事件』『テ

    0
    2024年05月09日
  • 僕らは『読み』を間違える2

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    期待通りの面白さ。
    わかりやすい派手な面白さは無いけど、噛みしめると面白さが染み出してくる感じで、とても良いです。
    各登場人物それぞれ思惑に基づいた行動と、思わぬ方向への展開。そして、優真の作った脚本が、物語の中に色々な形で重なるのが、ただただ凄かったです。
    どんどん成長してゆく更紗も可愛らしくて良き。
    特に、ポイントポイントで登場するだけなのに、あらゆる所を牛耳っているフィクサー的存在の栞先輩は凄い。
    彼女だけは唯一、『読み』を間違えて"いない"人物に見えます。
    最後の部分の展開は、次巻への色々な伏線をはらんでいるように見え、次巻も引き続き楽しみです。

    0
    2023年02月11日
  • 僕らは『読み』を間違える

    Posted by ブクログ

    日常の真実は、誰も知らない。
    うーん、これはかなり良かった。噛めば噛むほど味が出てくる青春物語。
    手紙の差出人や消しゴムの持ち主などの、嫉妬から来る嘘やちょっとした勘違いを元に展開する日常ミステリー風作品で、本作独特の渋い面白さを感じる作品。
    恋愛系青春作品、文学作品のオマージュ、日常ミステリーという3つの要素が絡み合った作品だが、本作は物語の1つの芯に3つの要素を絡めている為か、どっちつかずにならず、各要素が見事にマッチしていると感じた。
    登場人物が皆、身に覚えのある捻くれて方をしていている所も中々良かったです。

    0
    2022年12月04日

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