ヴィトルト・シャブウォフスキの作品一覧
「ヴィトルト・シャブウォフスキ」の「踊る熊たち:冷戦後の体制転換にもがく人々」「独裁者の料理人:厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ヴィトルト・シャブウォフスキ」の「踊る熊たち:冷戦後の体制転換にもがく人々」「独裁者の料理人:厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
今年一番、すすめたい本。
前半はブルガリア・ロマの熊使いの伝統の終焉の、人と熊と。自由は社会の設定ではないのだと感じる。しかし社会の設定は自由な社会を設定しようとする。これは社会の過渡期なのだろうか?そう考えるよりも、自由は能力のように上達させるものなのだろう。
日本に限らないと思うが、自由は置かれているのに閉塞感が強い。いや、足枷はないがルールがある。社会なら仕方がない質のものはあるだろうけど、問題なものもあるだろう。ただ、案外に好きにすればと放任されている。こういった暮らしを知ると。例外は一旦置いといて。
便利なのだ。道具だけでなく仕組みも。広い意味での道具が便利で、扱いに注意しなく
Posted by ブクログ
ファーストインパクトは著者のポートレート写真だった。
「一度料理人になりかけた」というジャーナリストの佇まいは、満面の笑みでもカバーしきれていないほどの強面。こんな人物に訪ねて来られたら、嫌でも口を割らねばなるまい…。
だが本書でインタビューを受けるのは「独裁者」に仕えていた元料理人たち。強面の来訪とは比べものにならないほど、恐ろしい瞬間に立ち会ってきたはずだ。(何より貴重な生き証人である)
「世界の運命が動いたとき、鍋の中では何が煮立っていたのか?[中略](料理を)見張っていた料理人たちは横目で何に気付いただろう?」
ポートレートを皮切りに、そこからは本の構成に魅せられていった。
著者は