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「岡崎五朗」の「EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「岡崎五朗」の「EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
EV 日本で1%、世界でも2%、中国5%
400万台100%EV化には 国内に37兆円の充電インフラ(GS 3万か所)原発10基
日本の太陽光発電 国土面積比トップクラス、平地面積比ドイツの2倍でトップ
トヨタヤリスの工場のある大和町2.9万人は 熱海市3.8万人の2倍の総生産
EV車の原価40%のバッテリー
200万のクルマ 原価120万 エンジン45万 車体75万
欧州CAFE、カルフォルニアZEV、中国NEV、製造CO2は無かったことにして規制
テスラ CO2排出枠売却収入 年間2000億円以上
LCA
EU内のクリーン電力の国でバッテリーを作り、外部からの罰金で利益を生む
安い労働力の国ではなく、低炭素な電源の国へモノづくりが移動する
スウェーデンにバッテリー工場建設
世界のCO2 335億トン 28.4%が中国、14.7%がアメリカ、日本3.2%
自動車販売台数 中国2500万台/年、アメリカ1450万台、日本460万台
2017年 経済産業省「長期地球温暖化対策プラットフォーム報告書」
パリ協定 2℃ =温室効果ガス2050年で2013年の80%削減
日本の道路インフラ整備の財源 6兆円
ガソリン税 2.4兆円、軽油引取税1兆円 自動車税1.5兆円 重量税0.7兆円
バッテリー
2020年200GW 2035年 計画800GW→1500GWになるとして
小容量EV 30kWhとしても現在の販売数 1億台/年 の半分しか
ESG投資 理念で儲ける 大風呂敷競争
多様性は自由経済の基本 正解はひとつじゃないのが正解
本当の敵は無能な味方
中国製造2025 製造業は国の根幹で唯一無二
1.次世代情報技術 中国共産党 ファーウエイに8兆円支援
2.CNC工作機械、ロボット
3.航空宇宙
4.海洋エンジニアリング
5.先進軌道交通
6.省エネ自動車
7.電力設備
8.農業設備
9.新素材
10.バイオ医療、高性能医療機器
Posted by ブクログ
明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録された事業の立役者 加藤康子氏が、自動車の専門家と対談した内容をまとめたもの。EVの位置付けを再認識することができたが、既知の内容が多かった。日経新聞を含めメディアを批判しているが、日経の知識しかない私も同じ認識を持っていることから、日経批判には当たらないと思う。
「(バッテリー開発のポイント)安くなることが前提の「コストの問題」が1つ、「安全の問題」が1つ、それと「性能の問題」が1つ。この3つがすごく微妙なバランスで成り立っている」p78
「日本が中国に呑み込まれないだけの策を打つことが出来た上でEV化するならいいんですよ。EVを作ってもバッテリーはちゃんと日本で賄えるという体制が整ってからやるんだったら。あるいは電力の確保も含めて、それが出来るんだったら、反対しません」p81
「リチウムイオン電池は車両価格の3〜5割」p92
「(1つを決めて)これがメインになるという見立てを決め打ちでやっていては駄目なんです。技術を多様化させて、進化させる。その中で市場の動向に合わせて良いものが伸びていく適者生存という形こそが理想」p97
「これまで「国外で作ってもいいじゃないか」という考えで半導体はやってきたわけじゃないですか。「(半導体の失敗)設計図を国内でやっておけば大丈夫」と言っていた結果が、今の半導体の体たらく」p135
「(中国ジーリー傘下となったボルボ)ジーリー傘下になってからのボルボは、明らかに良くなりました。そこが中国の強いところで、お金は出すが口は出さない。ボルボは以前、フォード傘下だったんですが、その時代にはフォードが作った使いたくもないエンジンを使わされて、もっと売れとかコストを安くしろとか散々言われてた。でもジーリー傘下になって、ようやく自分たちの思いどおりのクルマを作れるようになったと、エンジニアは言ってます。その代わりボルボの技術はジーリーにスポッと抜かれていくわけですけどね」p141
「(バッテリー交換式)バッテリーを共通化して、この規格以外のバッテリーは使っちゃいけませんよ、ってやったとたん、そこでEVの進歩は止まってしまうんです。なぜなら、バッテリーこそが従来のクルマでいうエンジンなので、EVの性能はほとんどバッテリーで決まるんです」p156
「(LCA:(ライフ・サイクル・アセスメント)製品のライフサイクル全体の環境調査)EUの理屈では、これは関税ではなくて、環境に悪いことをしている人たちを更生させるための「罰金」なんです」p214
「トヨタに限らず、色んな自動車メーカーの経営陣クラスの方たちとお話していて感じるのは、皆さん、日本の繁栄をちゃんと考えていらっしゃるということです」p228
「VWの利益の40%は中国」p233
「今の日本に必要なのは、環境省を大きくすることではなく、経済を支援する「投資計画省」のような省が必要ですね。国家戦略で重要な産業を選び、海外に出ている企業が生産拠点を国内に移し、国内で設備投資をするよう応援する。税金を免除するなど、現在アメリカがやっていることを日本で推進していくような省です」p276
Posted by ブクログ
罠とかいう強い言葉がタイトルに入っていたので陰謀論めいた本かと思いきや、割と真っ当な意見を言っていた。
自動車に深く関わり、現場に近いところで取材してきた著者陣にとっては、100%EV転換というのはまだまだ課題が多すぎて現実味の無い話らしい。
軽々しくEV一本に絞る政策を進めるよりは、ある程度市場に任せて多様性を担保し、自然淘汰を働かせた方が健全ということだった。
元々は気候変動を危惧しての世界的なEVの流れかと思いきや、結局再生可能エネルギーありきだったり、電池の処分で環境を汚したりという問題に目をつぶって、自動車産業の国家間パワーゲームや株価の吊り上げに利用しているだけなんだなと思った。
ただ、この本は反対意見についての分析が浅いようにも感じたので、手放しに納得するのは危険説もある。
あと、2030年までのco2削減目標である、46%減という目標設定の根拠について聞かれた小泉進次郎が、「おぼろげながら浮かんできた」と回答したらしく、久々に本で爆笑した。
さすがに誇張表現かと思ってYouTubeで調べたらマジやった。