作品一覧 2021/09/13更新 ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 中島亮太郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする 中島亮太郎 「ユーザーの視点に立ってデザインを考えよう」という考えはその通りと思ってきたが、この本を通じてその根拠や理論を「行動経済学」という形で与えられ、腹落ちした感覚がある。 行動経済学そのものにも興味が出てきて、良い本に出会えたと思う。 Posted by ブクログ ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする 中島亮太郎 ■この本をおすすめできる人 ・事業企画やサービス企画の担当者 ■おすすめポイント ・理論だけでなく活用方法や具体例などもセットで説明がされているため、わかりやすい。(iPhoneではXXX理論をもとに、OOOな仕掛けが施されている など) ・ユーザーは機械ではないため、時に不合理な選択を好みます。...続きを読むこの本を読むことでユーザーの行動の理由やユーザが求めているものが何かを知るヒントを得られます。 ■個人的に覚えておきたいポイント ①社会的選好(相手への気遣い)/傍観者問題 人は相手が見えると気遣った行動をとるようになる。 逆に相手の心が見えていない場合は自分勝手になり、集団の中では「他の誰かがやるだろう」的な心理が働く(他人事になっちゃう) →複数人がメールの宛先に入っている場合は、他の人が返信するだろうと思ったりしてしまうような話。あと、ダブルチェックよりトリプルチェックの方が品質が下がるという話が興味深い。 ②社会的証明 自信がないときは何かに頼りたい気持ちになる。 ③ヒューリスティック(近道思考) 慣れているものは経験則を頼りにすぐ結論を出そうとする。ただ偏見や盲点に囚われる可能性もあるため、必要に応じてヒューリスティックを排除する必要がある。(素人目線で考えるとか) ④エンダウドプログレス効果 初動が軽い方が取っつきやすいし、続きやすい。入力欄に最初から項目が入力されているとか、最初からポイントが溜まっているとか。 ⑤MAYA効果/ノスタルジア 先進的でもなじみの要素があると受け入れやすい(iPhoneのアイコンとか) またなつかしさを感じると商品やサービスを利用したくなる(新しいアニメに昔のギャグをいれるとか) ⑥アンダーマインニング効果 「やりたいからやってる」人に報酬を与えると報酬が目的になってしまう。日本では社会福祉や公共政策の分野で金銭などの外発性の報酬を動機付けにする政策が多く、感情面での内発性の動機付けが行われていないので、報酬以外の価値提供が大事。 ⑦選択のパラドクス 選択肢が多すぎると選べないので、選択肢は狭めた方がよい。 ⑧チート ユーザーはすごいものよりも楽なものに惹かれる。ユーザーに極力入力をさせないフォームや再入力が不要なシステムが喜ばれる ⑨ゲーミフィケーション 楽しい仕掛けがあるとユーザーは没頭する。競い合う要素とか意外な要素を入れるとよい。 Posted by ブクログ ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする 中島亮太郎 非常にわかりやすい入門書だと感じる。 その後どこから深めていくべきか?の道標を決めることのできる書籍。 こういった書籍からたくさんの知見を深めるきっかけとしたい、と感じることができた。 Posted by ブクログ ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする 中島亮太郎 行動経済学は、ビジネスにおいて活用できる。 ただし、個々は理論的背景はあっても、 やはり施策になるため、戦略が必要。 人にどう行動してもらいたい。 だから、判断を促すために、バイアスを使い、 行動の後押しをするためにナッジを使う。 バイアスは、たとえば、 味方だ思ってもらう 共通点、褒める...続きを読む 大事なことだと思ってもらう 使ってみてもらう 権威 同意するものであると思ってもらう 先進的だけど、なじみがある 簡単にできる 強く押したいと思ってもらう 一手間かけてもらう 一貫性 ピークエンド というステップで整理できるのではないか。 ナッジは、望ましい行いを強化してもらい そうでない行いをやめてもらうための仕掛け。 Posted by ブクログ ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする 中島亮太郎 プロダクト開発でユーザーの動きというのはとても大事。 行動経済学を理解すれば、少しでもプロダクト開発に活かせると思い、本書を読みました。 8つのバイアス、4つのナッジで大きくカテゴライズされ、 全部で60個の考え方が記載されています。 一つ一つの考え方も要約や活用法とともに記載され、 よみやすい構...続きを読む成になっています。 プロダクト開発に携わり、 ユーザー心理や行動を理解しておきたい人には おすすめの1冊だと思います。 Posted by ブクログ 中島亮太郎のレビューをもっと見る