作品一覧

  • 華炎の葬奏
    3.0
     現代社会の裏側、呪術師たちのオークションへ、深凪は自身を売りに出した。その価値は、一夜にして滅んだ呪術界の名家・櫻木家の唯一の生き残りであること。対価に望むのは、櫻木家を滅ぼした怨霊『黒の御方』の調伏。会場の誰もが躊躇うなか、一人の青年・祀鶴が名乗りを上げる。彼こそ呪術師たちに忌み嫌われる術師殺しの一族・錦野家の現当主だった。 「その覚悟に敬意を表して、お前を買ってやる」そんな祀鶴の手を取る深凪。調伏を望む『黒の御方』が、自分を虐げてきた義母の、怨霊と化した姿だと知って――。
  • 宮廷書庫長の御意見帳
    -
     あらゆる『書』を収集・管理する機関、宮廷書庫室。その書庫長である呈舜は、部下にしてお目付け役の『戦う司書』甜珪に発破をかけられながら、今日も終わらない書類整理に明け暮れる。そんな呈舜には、宮廷内のどんな相談も受け付ける『御意見番』というもう一つの顔があった。  その日持ち込まれたのは“仙人の宝物の地図”にまつわる相談事。呈舜が怪しげな依頼を尋ねると、それが大事件の始まりで……?  謎多き書庫長が『書』にまつわる陰謀を解き明かす、中華バディミステリー!

ユーザーレビュー

  • 華炎の葬奏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙の女の子がなんとなく自信ありげで、それで気の強いヒロインを勝手に想像してしまってた。
    碧さんの両極端に揺れ動く心境はとてもしんどい。

    0
    2024年06月30日
  • 華炎の葬奏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙から受ける彼女の印象と作中の彼女の印象の乖離が激しくて、ちょっと戸惑った。
    作中最後ならまだ分からなくもないけれども、読んでいて何度別人じゃと思ったことか。
    それくらい作中の彼女、深凪は自己肯定感の低い、自分を大切にする意味を見出せない子だったので。

    一方で祀鶴の年齢には逆の意味で驚いた。
    え、きみ、そうだったの!?
    改めて表紙を見て、ああなるほどと納得した次第。

    一族を滅ぼした「黒の御方」を倒すために身売りした深凪と彼女を買った祀鶴が、日常生活や呪術士としての活動を通して家族になっていく話。
    誰にも大切にされなかった深凪が自分を大切にすることを覚え、成長していく物語とも言える。
    呪術

    0
    2023年05月27日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!