硯朱華のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙から受ける彼女の印象と作中の彼女の印象の乖離が激しくて、ちょっと戸惑った。
作中最後ならまだ分からなくもないけれども、読んでいて何度別人じゃと思ったことか。
それくらい作中の彼女、深凪は自己肯定感の低い、自分を大切にする意味を見出せない子だったので。
一方で祀鶴の年齢には逆の意味で驚いた。
え、きみ、そうだったの!?
改めて表紙を見て、ああなるほどと納得した次第。
一族を滅ぼした「黒の御方」を倒すために身売りした深凪と彼女を買った祀鶴が、日常生活や呪術士としての活動を通して家族になっていく話。
誰にも大切にされなかった深凪が自分を大切にすることを覚え、成長していく物語とも言える。
呪術