【本書で言いたいこと】
★朝食は食べなくていい
→そもそもは「朝食は1日で最も重要な食事」と言う考えは、アメリカの食品外車が作り上げた「偽りの常識」だった。
→ 60代男女問わず、2人に1人が血圧を下げる薬等の処方薬を1種類以上服用している。ずっと朝食を食べてきた。人間の半数が60代で処方薬を必要と
...続きを読むする持病を持っていることがわかる。
→ 65歳以上7人に1人が認知症。4人に1人が軽度の、もしくは認知症。
→朝食を食べる世代の人が、必ずしも健康を維持しているとは言えない。つまり「朝食=健康」ではない。
【本書のポイント】
❶朝食スキップは理にかなった習慣
★朝食と健康を結びつけるほとんどのものが、朝食用シリアルを販売する大企業からの資金援助を受けた研究家、メディアの誤った報道に由来する。
★「甘いもので、脳の活性化」は根拠がない。逆に2〜3日何も食べなくても、脳内の血糖値は変わらないので、脳のエネルギー切れは起こらないし、脳機能は維持される。
★「夜遅く食べると、太る」にも根拠がない。
→食べる時間の問題ではなく、食べるものと量の選択ミス。
★現代人は1日3食が難しい。
→簡単に食べられるシリアルやパン、コンビニおにぎりなど忙しい朝に選びがちな食品には共通点がある。それは、炭水化物ばかりで栄養価が低く、食べる意味があまりないこと、加えて、よく噛まなくても食べられるので、早食いになること。早食いは、腹痛や仕事の効率低下の原因にもなる。
★「食べない時間を長くする」こと
→オートファジーを働かせ、体脂肪減少に
→腸内環境を改善すると、免疫機能の調整、腸管バリアの機能維持、食事から摂取する栄養素の円滑な消化吸収が期待できることから、生活の質がレベルアップする。
★「朝食は必須」から「空腹は必須」へシフトする
❷年齢とともに、代謝が下がるのは間違い。
→実際には体重1キロあたりの消費カロリーは20歳から60歳までは変化しないことが研究でわかっている。
❸空腹を和らげて、血糖値を上げないナンバーワンの食品は良質なオイルやバターなどの脂質である。
→脂質を食べると考えられるのは、カロリーが高いからではなく、炭水化物と一緒に食べるから。ご飯やパン、パスタなどの炭水化物は血糖値を上げることから、インスリンの分泌量が高まり、脂質を体脂肪に変えてしまう。
☆ブックサマライザーからのアドバイス
・ギーとMCTオイルの入ったバターコーヒーを朝食に飲もう。
・「午前中は固形物を食べない」「菓子パンやポテチなどを食べない」これだけでかなり痩せられる。