アンドリュー・ラングの作品一覧
「アンドリュー・ラング」の「りこうすぎた王子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アンドリュー・ラング」の「りこうすぎた王子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
王家代々のご先祖さまがたというのがシンデレラひめ(いまの王さまのおばあさまにあたる方)、カラバ公爵さま、ねむりの森の美女さま等々、という始まりから面白く、その後も次々出てくるどこかで聞いたような話だけどちょっと違う、の連続で、最後のオチまで楽しめます。
ここまで完璧な「りこうすぎる」子はいなくても、屁理屈を言ったり、知識をひけらかせて煙たがられる子が周りにいるかもしれませんし、自分がそうだったら、どうして周りの子に嫌われるかわかるかも。
この話をよりおもしろいと感じるために、やはり小さい頃からいろいろな昔話に親しんでほしいなあと思います。
小学校中学年ぐらいからおすすめ。
Posted by ブクログ
やー、これめっちゃ好き! 色の童話集のラングさんだけに、ありとあらゆる童話のパターンやアイテムをぎゅうぎゅうに詰め込んでいるんだけど、同時に「これがあのフセイン王子が市で買ったじゅうたん」のように、作中で先行作品を紹介しちゃうという、120年前ながらメタフィクショナルな要素もてんこ盛り。そして、パターンを踏襲していると見せかけてずらすという、洒脱でひねりのきいたユーモア。にやにやしたり、笑ったりしながら読み終えた。ラングさん、さすがだよ、ラングさん。伝記には、このプリジオ王子にはラングの自己像が投影されているというようなことが書いてあったので、もう一度伝記を読み直してみよう。
Posted by ブクログ
生まれた瞬間に魔女に賢い呪いをかけられた王子が、賢すぎるがゆえに周りから疎まれ、嫌がられ、ついには肉親からも迫害を受ける話。
天才は時に孤独というけれど、賢い人、天才にしか見えない世界や価値観があって、周りはそれについてこれないとコミュニティからうき、嫌われてしまうのだなと。逸脱した能力は疎まれるのだな。ということがよくわかる。私は能力はないけれど、疎まれているので、変に感情移入してたけど、違うか。
落ちが結構好きで、最終的に周りに賢く見えないように。=中身は天才。というオチなのだけど、いつぞやか見た目は賢くなく、中身が賢い人が一番恐ろしいと聞いて、なんか納得してる自分がいました。