同じ作者priest先生の「天涯客」を原作とした「山河令」のドラマを見て面白い〜!となったので読み始めました。
現代の怪異を解決していく中国大陸のお話。priest先生の語り口も許先生の翻訳もすいすい読める。
BLというよりかは日常と地続きになっているファンタジーの度合いが強いんだろうと思います。
...続きを読む主人公の趙所長がとても魅力的で、ただのイケメンというわけではなくとても考えて行動できるキャラクターで素敵だな〜と思っていました。
「世の中には俺らがどうしようもできないことがあるんだ。それらのことを解決できるくらいまで自分を強くするか、綺麗さっぱり忘れるかのどっちかしかないんだ。そんなくだらないことを心に留めてたってどうにもならない。脳がオーバーヒートしちゃうだけだ」
そんな所長のセリフが良いなぁと思っていたらまさかの大展開でびっくりしました。斬魂使さんは気になっていたけれども!!!全然気が付かなかった。ずっと正体出てたんですね!!
残り20ページの怒涛の疾走感はどうか読んでください……霊魂だったりオカルトだったりするものは現代にも脈々と受け継がれてるんだなと思いました。各国各地域のこういうエンタメ読んでみたいです。日本だと陰陽師っぽいものなのかな?と思っております。2巻も楽しみです。