作品一覧

  • 建築家として生きる
    3.0
    1巻2,970円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ごく一部の有名建築家を除き、建築家として働く人たちの実態は、これまで意外なほど明らかにされていない。建築家という存在そのものがゆらぎはじめている現代、専門的な教育を受け、難関の資格試験をクリアし、建築家を自認するようになる彼・彼女たちは、どのように考え、動き、働いているのか。非意匠系の建築設計者、地方都市で活躍する建築家、さらには建築家を自認しない建築家など、さまざまな建築家の姿を、背景にある時代性とともに考察し、その輪郭を描きだす。
  • 愛されるコモンズをつくる―街場の建築家たちの挑戦―
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あなたの街の公園やオープンスペースはどれくらいそこに人が集い、活用されているだろうか。 公的機関がコモンズとして提供してきた場所の多くが機能不全に陥っている一方で、個人が私有財産をコモンズ化している。 そこで活躍するのが「街場の建築家」である。 彼らの空間創造の実例を通して新しい空間の創造を考える。
  • 建築家の解体
    4.3
    1巻990円 (税込)
    『建築の解体』の刊行から五〇年弱、後期近代の時代にあって、安藤忠雄や隈研吾に代表される従来の建築家のイメージは、見直しを迫られている。ブルデューの理論を用いて、建築家という職業がつくられていくプロセスを描写するとともに、解体していく建築家像の軌跡をたどる。フィールドワークの知見を盛り込み、「街場の建築家」という今後の可能性を最後に示す。

ユーザーレビュー

  • 建築家の解体

    Posted by ブクログ

    大学院に入ってからなんとなく感じていた違和感の正体がわかった気がした。

    ハビトゥスね、あそこに存在していたのかも怪しいし、染っている気もしないけど、だから今の環境に染まれないのかもね。

    でもその位置でものを見るのが良いと言ってくれてるような気がした。

    0
    2022年07月23日
  • 愛されるコモンズをつくる―街場の建築家たちの挑戦―

    Posted by ブクログ

    コモンズという幅広い概念をどのように捉えるべきなのか、また、現代の日本においてコモン化を実践するためには何をすればよいのかについて具体的な事例とともに解説したもの。前半はやや難しい部分もあったが、理論的な背景を理解した上で具体的な事例の紹介があったので事例の内容を抽象化して理解しやすい。

    0
    2023年11月06日
  • 建築家の解体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    磯崎新の名著「建築の解体」になぞらえ、変わりつつある建築家という職能にフォーカスして語る本。

    ブルデューの理論を引用し、建築家界に入るためには資本(建築家界でいう学歴など)やハビトゥス(建築家らしさ)、そして賭け金(建築作品)が必要であると説く。
    そして賭け金は安藤忠雄でいう住吉の長屋のような、今後のアイデンティティにもなりうるような前衛的なものでなければ今後の勝負の世界にエントリーできない。

    この賭け金という感覚は建築学科卒の私にもなんとなくイメージがあるが、この考えはクライアントにとっては少し迷惑な話であり、そこの意識が強すぎるとよくないと感じた。
    (そういう意味で、個人的には建築家に

    0
    2023年04月06日
  • 建築家の解体

    Posted by ブクログ

    建築家や建築の歴史本は作品論や作家論になるが、これは建築家がどのように成り上がっていくか?その歴史を論じた本だと思う

    社会学の観点で建築を論ずるというのはどういうことかと思ったが、面白かったと思う

    建築学科で何を学んでいるか?は自分でもよく分からなかった
    学んでいる自覚はあったが、実務に耐える図面が書けるようになるわけでもない。
    専門学校となにが違うのか
    それは建築家としてのハビトゥスものの見方を学んでいたのだ

    安藤忠雄と谷尻誠の比較も面白い
    安藤は異端の建築家だがあくまで旧来のハビトゥスを身に着け掛け金たる住宅を差出す方法で地位を築いた
    谷尻にはハビトゥスはなくむしろ起業家として活躍し

    0
    2022年11月23日
  • 建築家の解体

    Posted by ブクログ

    街場の(身近な)建築家が増える事は、街場の生活環境水準が上がる可能性を秘め、その事自体は我々の日々を豊かにしうる事だと思う。

    一方で身の丈に合わせた建築を創るばかりになってしまうと、世界に冠たる日本の建築家は今後出て来なくなるのでは、と思うと一抹の淋しさもある。建築家は出ても、少なくとも代々木第一体育館の様な建築自体は建てられないかな。

    東京海上日動の本社建て替え、前川國男設計の現本社が無くなるのは残念だが、新社屋がレンゾ・ピアノ事務所設計で現社屋のデザインを踏襲した感じを受け、何かホッ、とした。

    丸善京都店にて購入。

    0
    2022年08月02日

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