松村淳のレビュー一覧

  • 建築家の解体

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    大学院に入ってからなんとなく感じていた違和感の正体がわかった気がした。

    ハビトゥスね、あそこに存在していたのかも怪しいし、染っている気もしないけど、だから今の環境に染まれないのかもね。

    でもその位置でものを見るのが良いと言ってくれてるような気がした。

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    2022年07月23日
  • 愛されるコモンズをつくる―街場の建築家たちの挑戦―

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    コモンズという幅広い概念をどのように捉えるべきなのか、また、現代の日本においてコモン化を実践するためには何をすればよいのかについて具体的な事例とともに解説したもの。前半はやや難しい部分もあったが、理論的な背景を理解した上で具体的な事例の紹介があったので事例の内容を抽象化して理解しやすい。

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    2023年11月06日
  • 建築家の解体

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    ネタバレ

    磯崎新の名著「建築の解体」になぞらえ、変わりつつある建築家という職能にフォーカスして語る本。

    ブルデューの理論を引用し、建築家界に入るためには資本(建築家界でいう学歴など)やハビトゥス(建築家らしさ)、そして賭け金(建築作品)が必要であると説く。
    そして賭け金は安藤忠雄でいう住吉の長屋のような、今後のアイデンティティにもなりうるような前衛的なものでなければ今後の勝負の世界にエントリーできない。

    この賭け金という感覚は建築学科卒の私にもなんとなくイメージがあるが、この考えはクライアントにとっては少し迷惑な話であり、そこの意識が強すぎるとよくないと感じた。
    (そういう意味で、個人的には建築家に

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    2023年04月06日
  • 建築家の解体

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    建築家や建築の歴史本は作品論や作家論になるが、これは建築家がどのように成り上がっていくか?その歴史を論じた本だと思う

    社会学の観点で建築を論ずるというのはどういうことかと思ったが、面白かったと思う

    建築学科で何を学んでいるか?は自分でもよく分からなかった
    学んでいる自覚はあったが、実務に耐える図面が書けるようになるわけでもない。
    専門学校となにが違うのか
    それは建築家としてのハビトゥスものの見方を学んでいたのだ

    安藤忠雄と谷尻誠の比較も面白い
    安藤は異端の建築家だがあくまで旧来のハビトゥスを身に着け掛け金たる住宅を差出す方法で地位を築いた
    谷尻にはハビトゥスはなくむしろ起業家として活躍し

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    2022年11月23日
  • 建築家の解体

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    街場の(身近な)建築家が増える事は、街場の生活環境水準が上がる可能性を秘め、その事自体は我々の日々を豊かにしうる事だと思う。

    一方で身の丈に合わせた建築を創るばかりになってしまうと、世界に冠たる日本の建築家は今後出て来なくなるのでは、と思うと一抹の淋しさもある。建築家は出ても、少なくとも代々木第一体育館の様な建築自体は建てられないかな。

    東京海上日動の本社建て替え、前川國男設計の現本社が無くなるのは残念だが、新社屋がレンゾ・ピアノ事務所設計で現社屋のデザインを踏襲した感じを受け、何かホッ、とした。

    丸善京都店にて購入。

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    2022年08月02日
  • 建築家として生きる

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    建築家、設計士、建築士の一面を深掘りしている本。
    住宅メーカーの建築士など多面的な話が出ているが、やはりそれでも一面。
    建築家になりたい人はこの本を参考にしながらも、好きなことをできると良いと思います。

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    2021年04月29日