作品一覧

  • 小学校からの英語教育をどうするか
    3.5
    1巻572円 (税込)
    間違った方向で進めると、公教育の信頼失墜、格差の固定や疎外感を抱く子どもの増加にもつながりかねない英語教育改革。グローバル化に踊らされず、多言語・多文化社会で生きる力を子どもに育むにはどうしたらよいか。英語力ではなく、子どもを育てるのだということに立ち返りつつ、目指すべき教育を保護者や教師と一緒に考える。

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ユーザーレビュー

  • 小学校からの英語教育をどうするか

    Posted by ブクログ

    本書の読書層は
    1保護者及び一般市民
    2英語を専門としてこなかった小学校教師
    3中高大の英語教育関係者
    を想定して書かれている。


    本書では、英語教育の現状として、
    引用ゲームやトレーニング的要素の強い授業が行われていること(意味もなく、例文を書き写すことも含む)
    を挙げている。

    そして、
    数値目標管理だけでは、教師も子どもも育たないこと
    (TOEICの得点を気にするなど)
    グローバル化とは、単に英語だけを学ぶことではなく、多文化多言語の中で生きる姿勢を育てること
    にも留意する必要があると述べている、

    その上で、
    身体実感を伴う英語教育を提案している。
    それはいわゆる必要感のある学びで、

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    2018年02月10日
  • 小学校からの英語教育をどうするか

    Posted by ブクログ

     英語教育の現状は「引用ゲーム」。身体性とは無関係に文法・語彙を学び引用する。うまく引用することで「点数」はアップする。しかしそれでは、コミュニケーション能力は身につけることはできないと言う。

     著者たちは読者として保護者及び一般市民、小学校教師、中高大の英語教育関係者を想定しているが、英語によるコミュニケーション力を身につけたい大学生にもお勧め。どういう教育を受けてきたのか、何が問題なのか、どうあるべきか、大学生であればそれに自覚的であることが、これからの学びには必要だろう。遠回りしたかもしれないが、自覚的であれば、今からいくらでも学び直せる。

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    2015年03月15日
  • 小学校からの英語教育をどうするか

    Posted by ブクログ

    昭和女子小学校の小泉氏の名前があったので、もっと実践やカリキュラム内容の記述が多いのかと想定していたが、理論的な文書が多かった。興味の強い分野であるし、それはそれで面白かったが、言語と思考について書くなら、ヴィゴツキーは当たってほしかった。
    「こころ」に直結する身体感覚の伴った学習の必要性の指摘は、自分の実感に合い、かつ、説得的だ。「あたま」だけで、覚えた単語リストは、何の感情も引き起こさず、クイズに答えることはできても、使うことはできない。やはり、インタラクションは必要なのだ。
    ここまでは良いが、喋りたいと児童が思うような必然性を伴った場面を作れば、ギャップも飛び越えられるという、文脈万能主

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    2016年03月23日
  • 小学校からの英語教育をどうするか

    Posted by ブクログ

    グローバル化と教育を安易に結びつけることにより教育現場で何が起こるかを考察したもの。グローバル社会の中で日本が日本国民がどう生きていくかが問われている。日本が持つ,文化,言語,歴史がグローバル化による平準化にどのように取り込まれ,独自性を持つようになるのか現象としては面白い。たぶんこ世界史にヒントがあるだろう。

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    2015年04月15日

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