中藤玲の作品一覧
「中藤玲」の「安いニッポン 「価格」が示す停滞」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「中藤玲」の「安いニッポン 「価格」が示す停滞」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
はじめに 日本の「安さ」を直視する
第1章 ディズニーもダイソーも 世界最安値水準
物価の安い国
1 世界で最も安い「夢の国」
2 「100均」なのは日本だけ
3 回転寿司も日本が最安
4 バブル世代のたそがれ
5 なぜこれほど安いのか
6 スーパーの店頭から見える価格下落
7 読者が思う安い「ニッポン」
インタビュー
許斐潤
渡辺努
田中邦彦
第2章 年収1400万円は「低所得」?
人材の安い国
1 サンフランシスコ vs 港区
2 労働生産性が主要先進国で最下位の背景
3 人手不足 が崩す年功序列
4 初任給やIT報酬も低い
5 インドで人材を採用できない
6 横並びの賃上げ交渉
7 「ボ
Posted by ブクログ
日本の物価が世界の中で高いと言われたのも今は昔。
この本での一貫した主張は、バブルがはじけてから日本の物価が安いこと(デフレが続いている)、所得も低いこと('97→'19の実質賃金は約1割下がっている)だ。OECD諸国の中で日本だけが下がっており、購買力の比較ではお隣韓国にも逆転されている。そしてその結果、特にサービス行において生産性が低いことにつながる。(何しろ低賃金の非正規雇用者が多い-4割)
日本の価格が安くなった原因は、長いデフレによって、企業が価格転嫁するメカニズムが破壊されたからと言う。値上げが出来ない→賃金があがらない→消費されない→物価あがらない⇒日本の購
Posted by ブクログ
この本が出版された時は、東京オリンピック
真っ只中でした。
「勝った」「ニッポン凄いぞ」と喜んではい
ましたが、最も得意な種目である「経済」で
日本は負けているのではなかろうか、という
疑念から生まれた一冊です。
太平洋戦争ではメディアが事実を隠して、快進
撃を報じたように、オリンピックは経済の負け
を覆い隠しているのではなかろうか。
長くデフレが続くニッポンでは、物価と給与が
非常に安い国になっています。
暮らしにとっては、それは一見良いことのよう
ですが、長期的な大局的な視野で見るととんで
もない状況なのです。
安い給与の国へは誰も働きに来てくれません。
人材が集まらなくなるので