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Posted by ブクログ
今の日本が置かれた状況を、多数の専門家を交えて多角的に捉えた良書。マクロ経済的な視点が多く、私には難解な表現が散見されたが、全体として身近な話題(ダイソー・ニセコ等)を使って帰納的に説明されているので飽きずに読み進められた。
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はじめに 日本の「安さ」を直視する
第1章 ディズニーもダイソーも 世界最安値水準
物価の安い国
1 世界で最も安い「夢の国」
2 「100均」なのは日本だけ
3 回転寿司も日本が最安
4 バブル世代のたそがれ
5 なぜこれほど安いのか
6 スーパーの店頭から見える価格下落
7 読者が思う安い「ニッポン」
インタビュー
許斐潤
渡辺努
田中邦彦
第2章 年収1400万円は「低所得」?
人材の安い国
1 サンフランシスコ vs 港区
2 労働生産性が主要先進国で最下位の背景
3 人手不足 が崩す年功序列
4 初任給やIT報酬も低い
5 インドで人材を採用できない
6 横並びの賃上げ交渉
7 「ボイス」を上げない日本人
海外ではアジアも含めてほとんどの企業が成果に応じて処遇する「ジョブ型雇用」のため、「自分のキャリアは自分で作る」という文化的な背景がある。
8 ジョブ型で全て解決?
「ロール型雇用」も一考を/真の「豊かさ」とはー「やりがい」や「余暇」への満足度も低い
リンクトンが「人生で成功するために重要なもの」22ヵ国の3万人以上に聞いたところ、日本も含めた 世界共通の首位は「一生懸命働く」だった。世界では次いで「変化を喜んで 許容すること」や「人脈」などが並ぶ。
だが日本だけ、2位は「運」だったのだ。
インタビュー
中村天江
村上臣
外国人は「自分のキャリアは自分で築く」のが 主流
個人も会社任せにせず、自分の価値を高め続けることが重要だ。自分のキャリアは自分でしか作れない
神津里季生
第3章 「買われる」ニッポン
外貨マネー流入の先に
1 ニセコが買われる
2 技術が買われる
3 崩れる日本のお家芸「アニメ」
4 Netflixの制作費はNHKの5倍
5 最新の「外国人街」事情に学ぶ
第4章 安いニッポンの未来
コロナ後の世界はどうなるか
1 インバウンド バブルのその後
2 ホテルに見る「二重価格」
3 「高いニッポン?」携帯料金への値下げ圧力
4 水産会社の憂鬱
5 「安い」ことによる弊害
6 コロナに日本の「安さ」は変わるのか
7 国 企業 個人 はどうすべきか
インタビュー
池見賢
伊藤隆敏
永濱利廣
八代尚宏
河野龍太郎
あとがき
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日本のみで考えると価格の感応度に過敏な国民性であり、それが負のスパイラルに陥る1要因であることが、諸外国の価格例からもありありと理解できました。
各エコノミストや専門家の意見も傾聴に値しました。
Posted by ブクログ
日本の物価が世界の中で高いと言われたのも今は昔。
この本での一貫した主張は、バブルがはじけてから日本の物価が安いこと(デフレが続いている)、所得も低いこと('97→'19の実質賃金は約1割下がっている)だ。OECD諸国の中で日本だけが下がっており、購買力の比較ではお隣韓国にも逆転されている。そしてその結果、特にサービス行において生産性が低いことにつながる。(何しろ低賃金の非正規雇用者が多い-4割)
日本の価格が安くなった原因は、長いデフレによって、企業が価格転嫁するメカニズムが破壊されたからと言う。値上げが出来ない→賃金があがらない→消費されない→物価あがらない⇒日本の購買力が低下 と言うメカニズムが完成しているようだ。
では何故値上げが出来ないのか?
①日本の労働慣習では、従業員を柔軟に解雇出来ないので人件費確保が至上命題となり、価格を下げても売り上げの絶対額を確保しようとする。 ②品質・性能のユニークさで競うことが出来ず、価格競争で生き延びてきた。ことが挙げられている。
平均賃金が上がらない理由には、停滞する生産性に加えて、大企業の中高年齢男性の賃金が下がったことも挙げられる。企業は若手の人材争奪戦で、給与を上げる原資として中高年の賃金を抑えているのだ。更に最近では黒字であるにも関わらず、開発予算を捻出するためにリストラも行われてきている。(製薬会社が典型的)
安倍元首相要請した「官製春闘」で2%ベアの意向を示したのは、「お友だち大企業」に過ぎず、世の中全体には広がらなかったため、物価上昇につながらなかったというのが労働界の大勢の見方だ。
また海外と異なり、もらえる賃金に対して従順であること。声を上げれば評価が下がると考えてのことだろう。この背景には、終身雇用型でキャリアを積んでジョブホッピングすることが普通で彼らの受け皿もある海外とは習慣が違うこと、労働者もその気で自分のスキルを高めること があるのだろう。
で、安い日本だ。特に最近の円安。海外の富裕層から今までも不動産の購入があったが、今後は益々加速していくのではないか。今まではアジアの盟主と自画自賛していたのだろうが、もはや見る影もない。実際に海外の購買力に追い越され、いろいろな食材も買い負けているそうだ。
そんな日本に優秀な人材が集まる訳がなく、それ以上に人材が流出していく。
暗澹たる気持ちになるが、規制撤廃や労働慣習の改革等が政治主導で行われるべきではないかと感じるところだ。
Posted by ブクログ
この本が出版された時は、東京オリンピック
真っ只中でした。
「勝った」「ニッポン凄いぞ」と喜んではい
ましたが、最も得意な種目である「経済」で
日本は負けているのではなかろうか、という
疑念から生まれた一冊です。
太平洋戦争ではメディアが事実を隠して、快進
撃を報じたように、オリンピックは経済の負け
を覆い隠しているのではなかろうか。
長くデフレが続くニッポンでは、物価と給与が
非常に安い国になっています。
暮らしにとっては、それは一見良いことのよう
ですが、長期的な大局的な視野で見るととんで
もない状況なのです。
安い給与の国へは誰も働きに来てくれません。
人材が集まらなくなるのです。これはつまり国
の力が減退していることにつながります。
「第二の敗戦」を迎えた日本はどうするべきか。
新たな「勝てる」種目を探すのか?もう一度一
次産業に目を向けて、身の丈の暮らしに戻るの
か?
今こそ全ての日本人が、行くべき道を考えるべ
き時に来ていると実感させられる一冊です。
クリックお願いします。
Posted by ブクログ
今後もこの流れは止められないと思う。その根本原因は国民性や政治にあるので。一市民にできることはその状況下を受け入れて自分の活動を変えていくことのみ。
Posted by ブクログ
日経関係のサイトでよく取り上げられていたので、気になって買ってあった本。
去年、上海から日本の帰ってきて思った実感。確かに、物価は上がっているけど、世界基準で見ると相対的に安い。
給与水準変わらない上に、円安でとどめ。
消費者としてはありがたい面もあるけれど、国としてはやばいよね。
Posted by ブクログ
著者が日経新聞の方。キャリアも記者一筋。
ヒアリングに応えている方々も大手企業、エコノミストなど。
なので、数字面は2020年代初頭では、整値かと。
読んでみて、これからどうしていこうか。
と気づきになる一冊でした。
Posted by ブクログ
安いニッポン。あまりに、この言葉を多く耳にするようになり、驚かなくなった事に驚愕している。
港区の平均年収1200万円は、サンフランシスコでは、低所得。
なんなんでしょう。生産性も先進国比較で驚くほど低い。日本は高く売らないからね。サービスを無償で提供し、いいものを安く、早く提供している。外国では、待たせるし、高く売るんだよ。
考え方変えないと、この国は、今にダメになる。
Posted by ブクログ
前半は「日本が安い」例が淡々と示され、「もう分かったから!」と食傷気味になったところで、「安いニッポン」が世の中にどのような影響をもたらしていくか幅広く解説される本だった。
読みやすいものの悲観的な部分も多く、読んだ後の気持ちはすっきりしない。ただそれぐらいの危機感があったほうが良いのだろう。
Posted by ブクログ
ディズニーランド、くらずし、ダイソーなど世界に存在するサービスの価格を比較すると明らかに日本が安価になっていることに驚く。これが当たり前になっている自分たちにはとても値上げは受け入れられる状況ではない。
一方、デフレが続いてきた結果日本の購買力は25年間で50%減少したという。世界の購買力平価ベースでの名目GDP(生活の水準)が1990年にはアメリカをやや下回る水準から、大きく差をつけられた。ドイツやフランスと比べても伸びの悪さは明らか。
現在は、この本から2年たつが、まさに値上げ値上げラッシュとなっている。しかし、景気の力強さは全く感じない。値上げは負のイメージしかない。我々の給与は上がらず、負担感だけが増して成長軌道の中にいないからだろう。
近年日本だけが賃金が減少傾向にある。また、諸外国に比べ、労働時間の割に日本の賃金が伸びないのは労働生産性の低さであり、それは価格のやすさにある。
一方、日本企業は旧来の年功序列型の給与体型から脱却できず、中高年のボリュームゾーンを抱え、海外に高度専門職の人材確保を競り負けている。今後は、年功序列型からの脱却が進むが、就職までにある程度のスキルがないと、就職できない時代が来るのだろうか。あるいは年功序列が崩壊した結果、新人が中高年を指導する、給与の逆転は当たり前になるのだろうか。
Posted by ブクログ
Youtube大学で観てたので内容はざっくり把握していたが、読んでてどんどん希望がなくなって嫌な気分になっていった。昔は、あの頃は良かったとか、今の人は便利な世の中になっているのに甘えているとか謎の精神論で解決させようとしている人多くない?と思うのは偏見だろうか。今の仕事も待機時間がかなり多く、そりゃ生産性上がらないよなと思ってしまう。もはや日本は沈みゆく泥舟なのだろうか。
Posted by ブクログ
ここ数年感じていた問題意識が、この本のおかげでクリアになった。自己の市場価値を高める努力を継続したい。
備忘メモ
・日本はデフレと低賃金のスパイラル
・日本の低賃金は生産性の低さに起因
・生産性の低さは、人材育成やITへ投資してこなかった経緯や、日本的な雇用体系に起因
・日本的な雇用体系とは、勤続に応じて昇給し、それ以上の賃金交渉をせず、福利厚生等含めたパッケージで生涯会社に面倒を見てもらう働き方
・日本は仕事に対して賃金、やりがい、余暇すべてにおいてイギリス、フランス、ドイツに比べて満足度が低い
・低賃金を甘んじて受け入れつつ人生の幸福度が高いならまだしも、身を粉にして会社に従属する結果、やりがいや余暇にも不満が溜まる構造
・日本の優秀な労働力は海外へ流出。海外の優秀な労働力は日本へは入ってこない。インドをはじめとした優秀なIT人材の確保は、日本企業にとっても急務
・消費意欲の高い若年層が、低賃金、非正規雇用等で消費を抑制し、デフレに拍車
・海外に買われる日本。低賃金にあえぐ日本人は安いニッポンの恩恵を感じきれず、恩恵を受けるのは外国人
Posted by ブクログ
すごく目新しいことはなく、そうだよなあということが書かれている
その分、するすると読みやすい
困ったなあと思うが、では海外に働きに出るスキルも勉強するモチベーションもない
どうしたものか…
Posted by ブクログ
物価の安い国のニッボンは、日本に住んでいる限り、住みやすいと理解していたことが間違いであることを認識した。
海外資本がどんどん入ってきて、海外スタンダード価格へとあらゆるものが値上げされ、日本人が住みにくい国になってしまうリスクがあることを知った。既に現実化している街として、ニセコの実態がある。
ラーメン一杯が二千円である。
Posted by ブクログ
安さを求め続けた結果、日本がおかしくなっていると警鐘を鳴らした一冊。
本書は、日本のディズニーと海外のディズニーのチケット代に代表されるように、日本がいかに海外より安くなってしまっているかについて書かれた本である。
100均なんて日本だけ(海外はもっと高い)、海外のラーメンは千円以上、ビックマック指数なるものも初めて知った。
こうなった要因は主に2つある。
1つは、給料が上がらないことによる人件費の安さ。(この本でも紹介されているがアメリカのある都市では年収1,500万円でも低所得。)
2つ目は、安さを求める消費者マインドだ。
結果、企業は値上げできず利益が悪化➡︎給料上がらない➡︎消費者は、安さを求める➡︎値上げできない
という負のスパイラルに陥ってしまっている。
僕の勤める会社も、世間の会社と同じように原料、資材その他電気代等のコストがアップしている。
先日、アップ分を価格転嫁するべく取引先に交渉に行ったのだが、難色を示された。
理由は、末端の製品価格を上げると売れなくなるからという事だった。
だが、価格転嫁できなければどこかが値上がり分を吸収しなければいけなくなる。
そうなって苦しい思いをするのは、いつも下請けだ。ひいては、そこで、働く従業員の給料が上がらない事にも繋がる。
この問題の根本は、働く人の給料が上がっていない事にあるのだろう。
目標を物価高2%より、給料上昇率に重きをおかないと問題は解決しないと思う。
物価の安さに加え、円安の今、インバウンド需要により、企業の業績もいくらか改善すると考えられる。
ただし、働く人に給料アップとして還元率されるのはいつの事なのか、状況を注視していかないといけない。
みんながこの状況を理解しよう、
値上げしない企業がいい会社だという考えは間違いかもしれないと思おう。(裏で多くの企業が値上げできず泣き寝入りしているかも)
Posted by ブクログ
物は安く買えるに越したことないと思ってたけど、この本を読んで日本は思考の止まった国なのかもしれないと思ってきた。というかいつまで日本の賞味期限がもつかっていう方が近いか?所得の上がらない人たち。所得が上がらないから、幸福度も上がらない人たち。
やすい日本、買われる日本にならないためには、増税が最もだと評論家は言ってた。普通の収入の国民に、増税したところで、政治への不満は募るだけ。お金持ちに増税すれば、安い日本が高い日本になり、日本人ももっと旅行をしたり、余暇をさらに楽しむことができるのかもしれない。でも、お金持ちは政治のお偉いさんと、お偉い癒着がありますから、お金持ちの機嫌を取らないといけない。ねーーーーー、矛盾してる世界!!!!!簡単に世界はうまくいかない、色んな人が、関係して成り立ってるから、誰かの機嫌を損ねたらって考えるとね、幸福を求めることはできないんだよね。
こういうことに珍紛漢紛だったけど、少しわかったような。。。海外に行けば身にしみそう!!
Posted by ブクログ
参考になった。
デフレは日本だけで、世界から取り残されているとは。マスコミでは取り上げられていないのでは。知らなかった。大変なことじゃないか。政府、経済界はなにをやっているんだ。騙されているような気がする。
本書は、日本の働き方等に問題があると指摘する。過去の成功事例にしがみついてる。このままではダメだ。
Posted by ブクログ
3年前のコロナの頃出版された本。今や日本のGDPはドイツにも抜かれて、香港のディズニーランドが価格も上がっていますから、この本の著者が予測していたよりも急速に、この3年で日本が安くなっているのが分かります。私が考えなくてはいけないのは、子どもたちはそんな日本で過ごすしかないので、どう学力を身に付けさせて日本国外で通用する人間に育てるかということだな、と思いました。
Posted by ブクログ
安く海外に買われていく日本にモヤモヤ…。国内企業をあたっても安く買い叩かれたり、価値を見出されなかったり。海外での販路開拓の重要性を認識した。
Posted by ブクログ
ディズニーランドは日本が最も安い。
100均は日本だけ。
くら寿司は、定置網の一船買いでどんな魚も買い上げる。
ワンコインでランチが食べられる。
ビッグマック指数だと、1度つ68円でもおかしくない。
アメリカは物価が2%ずつ上がるが、給料は3%ずつ上がる。
ガリガリ君の値上げがニュースになる。
入社時に賃金交渉できない。
ジョブ型雇用に対応できない。職務記述書が用意できない。中小企業では、役割型雇用だけで十分。
安いことによる弊害。
高級品は日本人には高嶺の花。海外旅行も頻繁にいけなくなる。
人材の流出、人材が育たない、など。
日本の労働者の生産性が上がらない。情報化の投資が不足。規制緩和で競争を促進する。
Posted by ブクログ
負のスパイラルに入っているなと感じる日本の現状を教えてくれる本。日本人は真面目で手仕事が得意だから上向きスパイラルになれる可能性もあったはずなのにと暗い気持ちになる本。教育の責任は大きいと思う。
Posted by ブクログ
なんだか暗い気持ちになったが、これが実情なんだよなぁ…「安いニッポン」と言うが、それは海外から見てのこと。さぁ、ここから日本はどうなっていくのか?
この本とは直接関係ないが…自分が幼少の頃は周りは専業主婦家庭が多かった。今思えば、あの頃は社会全般がもう少しゆったりとしていたなぁ…と思う。いつの頃からか「一億総活躍時代」と政府がスローガンを出し(これは人口が減少しているということもあるけれど)夫婦二人で働くのは当然という雰囲気になっている。でも、これって所得があがらないから、そのまやかしではないかなぁ…とずっと引っかかっていた。一人あたりの賃金が上昇し、生産性が向上すれば、そんなにあくせく働かなくてもいいのではないだろうか?なんだかみんな余裕がないようにみえる。その皺寄せが未来を担う子どもたちにいってしまっているような気がする。
もう少し違う観点から、社会を豊かにしていく方法はないのだろうか…等々、色々と考えてしまった。
Posted by ブクログ
「年収1400万円は低所得者!?」
というネットのキャッチフレーズになぬ~!?
と思って読んでみたら…
もうね…
読んでたら「日本は大丈夫なのか?」
って思いたくなる内容で…
海外の国に買いたたかれる日本の技と土地
「チープニッポン!これなんぼ?ヤスイね~!」
な世界にもう入ってきている…
インバウンドが盛んな時に友人のアメリカファミリーが遊びに来ていて、連れて行った居酒屋で言われたのが「ビールが安すぎる!こんな値段設定で日本はなぜやっていけるんだ?」
そういわれてみればそうなんだよね…
(説明できなかったけど…)
日本はゆでガエルになっているんだと思う。
で、最後の章あたりで言ってることに「あ~そういうことなのね…」と納得。
「日本人はお金の交渉をするとややこしい人と思われて仕事を切られる!」
これよ!これ!
私もお金の交渉苦手だけど、本当はお金の交渉って正当なもの。でも正面きって言うと「がめついね~」とか言われちゃうんだよね。
大きい会社は労働組合とかで「賃上げしろ~!」とか言えるけど小さな会社はなかなか言いにくいよね。
昔の日本なら終身雇用制でなんとかやっていけたのかもしれないけど、今はもう時代も変わってるんだから雇用と賃金も変化していってもいいと思う。じゃないと若い人は働くのがばかばかしくなっちゃう。
さてさて…
読み終わったらなかなかダークな気持ちになるけど、
今知っておくとよきことも詰まった本だと思う。
Posted by ブクログ
これでもかと言うくらい現実を突きつけられた感じ。
国内で暮らしているとそれ程実感は無いけど海外の先進国と比較すると既に周回遅れの感がある。
失敗の原因は政策や戦略云々より日本人の国民性によるところも大きいんじゃないかな。 外国人ほどクールになりきれないと言うか。
それと著者の海外のやり方が絶対的みたいな捉え方はこれはこれで危険だと思う。もっと総合的な視点が必要かと。特に識者と名乗る人達には。