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  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方
    3.7
    1巻902円 (税込)
    地球上の資源は無限にあるわけではありません。今を生きる私たちは、限りある資源を偏りなくいかに分配するかということが問われています。「効率」「衡平」「公平」という考え方をカギに、人の福祉にとって望ましい社会のルール、経済システムのあり方について論じます。

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ユーザーレビュー

  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方

    Posted by ブクログ

    センのcapabilityの理論、パレート効率など幅広く網羅されているのがとても良かった。
    巻末の参考書籍が豊富でポイントが書かれていてとても良かった。センの理論については、巻末にも記載されていた原著の福祉の経済学が、簡潔でわかりやすかったが、この本は周辺の理論についても述べてくださっているのが、位置付けがわかって良いと思った。

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    2023年11月26日
  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方

    Posted by ブクログ

    これはめっちゃ面白かった!
    厚生経済学と呼ばれる初歩的な領域に触れられる良書!
    経済学に使う基本的な数学の知識があればオススメ。

    6章までは一般的な経済学の説明ともとれるが、その土壌の上で展開する7章が新古典派経済学に慣れきった一般的な経済学徒の脳に電撃を放つ。
    そして8章から最終章に到るまで、哲学(倫理学)的でもあり数学的でもある経済学が平易な言葉で説明されており、求めていた経済学ここにアリ!という感想。

    これは経済学を既に学んでいる人に是非とも読んでほしい一冊。

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    2012年10月29日
  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方

    Posted by ブクログ

     本書は一橋大学経済学部教授で厚生経済学や社会選択理論を専門としている蓼沼宏一氏の書いた本である。
    内容は、効率と公平(本書では“衡平”という言葉で言い表している)を鑑みて、最善の経済のあり方について模索する際に考慮に入れるべき様々な考えを、主に厚生経済学の視点から提供したものである。
     多くの人に取ってこの本は興味深いものだと思う。なぜならサンデルのハーバード熱血教室で議論している正義の話と本質的には一緒であるからだ。サンデルは政治哲学の観点からだったのに対し、本書はそれを経済学の視点で説明・考察したものと言ってよい。
     このような、いわゆる「正義」に対する考察を、経済学の視点からこれほど明

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    2011年06月27日
  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方

    Posted by ブクログ

    宮崎哲弥氏が、その著書とか雑誌とかで、折に触れて本書を進めているのを見て、そんな凄いものなら、と思って入手。あと、タイミング的に経済学への興味が高じている昨今なんで尚更。個人の性格やら生い立ち、生活環境まで考慮に入れると、皆が同じように幸福になる平等性は、なかなかに得難いって話。それを理論的に可視化して見せた内容、っていうところか。それによって、腑に落ちるようにはなっているけど、でもまあ当たり前っちゃ当たり前と思ってしまった。

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    2019年04月08日
  • 幸せのための経済学 〈知の航海〉シリーズ 効率と衡平の考え方

    Posted by ブクログ

    「ー」

    これが中高生向けなのに驚く。内容は極めて高度だが、書き方は読みやすい。中高生の学習意欲を刺激するだろう。

    PS福祉指標は初めて聞いた概念だった。が、日本とブータンの幸福の違いを表すのに使えそうだ。とても面白い考え方。

    ”効率”はパレート効率で無くてはならず、誰かが損をするのでは意味がない。それこそまさに最大多数の最大幸福だ。著者はそれを否定する。

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    2016年01月09日

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