紀平英作の作品一覧
「紀平英作」の「アメリカ史」「始動する「アメリカの世紀」 ――両大戦間期のアメリカと世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「紀平英作」の「アメリカ史」「始動する「アメリカの世紀」 ――両大戦間期のアメリカと世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
リンカンの生涯とともに、当時の社会状況の変化と、彼の思想・葛藤の変遷を描く。
リンカンは、「連邦の統合」を求め続けたが、始めから奴隷解放を追求したわけではなかった。政治状況や民衆の意識、そして何より南北戦争の動向のなか、かなり考え抜き、戦略的に奴隷解放宣言にたどり着いた。
重要なのは、それが倫理としての問題だけではないということだ。独立宣言という連邦のアイデンティティ、北部を中心とした近代化に向けた労働市場の要請など、ポイントは多岐にわたる。そのなかで、終戦後の社会再統合まで見据えての選択であり、さらには「解放奴隷をどう扱うか」まで具体的政策にも落とし込もうとした議論だったということだ。
Posted by ブクログ
リンカン、リンカーンと思ってましたが、リンカンと伸ばさないのですね。
アメリカの大統領で、「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉は知っていましたが、他は知りませんでした。
この本を読んで、リンカンはちゃんとした学校にはほとんど行っていなかったこと、若い頃はレスラーをしていたこともある、独学で弁護士の資格を取得したことなどを知りました。
リンカンが大統領だった時に南北戦争(この本では「内戦」と書いてます)が起きたこと。
この内戦を終結するためには、奴隷制度を廃止する必要があったこと(なぜなら奴隷制度の是非が戦争の根本的な原因)などを知りました。
リンカンは政治キャリアをスタートした時
Posted by ブクログ
「奴隷解放の父」として知られ、南北戦争という分断の危機を乗り越え、アメリカ合衆国の再統合を導いたアメリカ合衆国第16代大統領・エイブラハム・リンカンの生涯を辿り、合衆国の統合の過程を描く。
偉大な大統領の代表のようなリンカンだが、その人生は決して順風満帆なものではなく、苦闘に満ちたものだったということを理解した。奴隷制に対する考え方や方針が人生の中で変化していたということも興味深かった。将来を見据えた想像力・構想力を持ち、見定めた方針に向かって強い意志と覚悟で突き進むリンカンの政治家としての姿は、現代の政治家にも学ぶところが多いと感じた。
ただ、外面的なリンカンの人生の歩みについてはよくわかっ