緒方孝市の作品一覧
「緒方孝市」の「赤の継承~カープ三連覇の軌跡~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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カープファン必読
口下手なイメージの緒方さんでしたが、本を読んでイメージが変わりました。研究熱心で、かつ、色々なことを考え、取り入れて、人を育てながら、勝つことにこだわった結果の三連覇だったんですね。
Posted by ブクログ
広島東洋カープに25年ぶりのリーグ優勝、そして3連覇をもたらしてくれた緒方孝市元監督が、5年間の監督生活を振り返る。強いカープを築くことができた要因は何か。選手の成長を促し、試合を有利に進め、長いシーズンを戦い抜くために、綿密な戦略が練られていた。それらをどのようにして掴むことができたのか。
緒方監督は本当によく分析している。試合を、チームを、選手を、何より自分自身を。地道な研究も怠らず、毎試合前に相手チームの映像とスコアラーからの報告を受け、その日の戦い方を検討する。改善のヒントは、これまで接してきた監督やコーチたちと培った経験の中にあった。
黒田選手、新井選手が戻ってきて、エースの前田健太選手が渡米する前の2015年は、優勝が期待できる戦力だった。就任1年目の緒方監督は勝ちにこだわったが、結局最終戦で敗れて4位に終わった。この試合が最も心に残っているという。この1年目に対する徹底的な反省から、2年目以降の戦い方が生まれた。
2016年は結果ではなく目の前の一瞬に集中する方針に転換。一喜一憂せず大局を観て次の手を打つ。選手には自らの役割を認識させる。選手の指導はコーチに任せ、異なる意見に戸惑うことを防ぐ。充実してきた戦力とも相まって、ついに25年ぶりの優勝を掴みとった。
そこからセ・リーグ3連覇という偉業を成し遂げたが、残念ながらついに日本一にはなれなかった。足りないものは何だったのか。これからどのようなチームを目指すのか。この本は多くの教訓を含んでいて、本当に優れた監督であったことがわかる。