田中美登里の作品一覧

「田中美登里」の「平成音楽史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 平成音楽史
    5.0
    1巻1,650円 (税込)
    カラヤン、バーンスタインが逝き、 アバド、クレーメルが新しい道を開拓。 そしてドゥダメル、クルレンツィス登場。 古楽運動にアメリカの没落を重ね合わせ、 マーラー・ブームを佐村河内事件の淵源と喝破する。 博覧強記の思想史家・片山杜秀と 演奏史の語り部・山崎浩太郎が 激動の平成時代をクラシック音楽という視点から語り尽くす! 片山──平成という時代に特徴的なことといえば、やはり壮大なまがいものにこそ感動するというところじゃないでしょうか。 山崎──昭和まではクラシックをめぐる言説が男目線中心だったのが、女性の力が増したからこそ、テノール歌手の魅力が堂々と語られるようになった。 片山──森繁久彌と吉田秀和は同い年。これ重要(笑)。 山崎──宇野功芳の存在は、ある意味で司馬遼太郎と似てると思うんです。 ※本書はTOKYO FMグループの衛星デジタル音楽放送ミュージックバードで 2018年8月19日に放送したウィークエンド・スペシャル「夏休み自由研究~平成音楽史」を 採録したものに大幅な加筆をほどこし、同年9月12日におこなった座談会の内容を 「コラム」として追加して編集したものです。 ミュージックバードはJCSAT-2B(スペースディーバ)から日本全国に向けて放送する 高音質“音楽専門”有料放送です。 クラシック、ジャズの専門チャンネルのほか、スタンダードパックでは音楽ジャンル別に 50チャンネルから楽しめます。詳しくは以下のサイトをご覧ください。 http://musicbird.jp/

ユーザーレビュー

  • 平成音楽史

    Posted by ブクログ

    昭和が終わり平成が始まる1989年を象徴する音楽として取り上げられたのが、
    カルロス・クライバー:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団:ニューイヤー・コンサート。
    このCDは発売されてすぐに買いました。

    このあとカラヤン(1989.7)とバーンスタイン(1990.10)が相次いで亡くなっています。
    天安門事件が6月、ベルリンの壁崩壊が11月、
    ビロード革命でチェコが民主化され、1990年「プラハの春」音楽祭でクーベリックが凱旋帰国しスメタナの《わが祖国》を力強く演奏します。
    平成の始めは、クラシック界も世界情勢も変化し始めた時代だったのですね。

    クーベリック、ショルティ、クライバー、アバド、

    0
    2022年03月11日
  • 平成音楽史

    Posted by ブクログ

    小澤評に大笑い。
    オペラなんか得意そうじゃないのに国立歌劇場の音楽監督に平気でなっちゃう、とか、言ってはいけないことを平気で言っちゃってます。
    つか、あれって、ニューイヤーの商業的成功はさておき、誰も幸せにならない大失敗プロジェクトじゃなかったんですかねぇ。
    五族協和の体現者、ってのも、虚構でしかなくて結局は何の実りもない、って皮肉ですわな。

    0
    2019年09月24日
  • 平成音楽史

    Posted by ブクログ

    片山さんと山崎さんの会話がリアルで聞こえてくる。声を出して笑ってしまった。
    このお二人ならではのオフレコ談義、自分自身の平成音楽史も振り返ってみることとなる。

    0
    2019年04月23日

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