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  • 若い読者のための文学史
    4.3
    いつの時代も物語が、私たちを取り囲む世界を明らかにしてきた なぜ私たちはここにいて、どう生きればいいのか。あらゆる文学が、作家が見出した真実を答えとして提示する。 ホメロス、チョーサー、シェイクスピア、ディケンズ、オースティン、エリオット、オーウェル、カフカ、村上春樹、J・K・ローリング——。 本書では、社会に衝撃を与え、商業的に成功し、後世の書棚に残った魅力的な作品を、たっぷりの情報とともに面白く語り尽くす。

ユーザーレビュー

  • 若い読者のための文学史

    Posted by ブクログ

    イギリスの文学(とくにイングランド)を中心に据えて語られた文学史(アメリカ文学も少しくらい)。原題がリトルヒストリー(小史)なので、文学全体をカバーしているわけでないけれど、概観はつかめるようになっている。詩や詩人についてもその紹介にけっこう紙片が割かれている。読んだことのある本や、名前だけ知ってる著者やその作品が年代順に繋がっていくような感覚があってとても楽しめた。

    流れとしては、神話から始まって、各国の叙事詩の紹介(イングランドはベーオウルフ)があり、具体的な英文学の始まりとして、チョーサーの『カンタベリー物語』が紹介される。その後シェイクスピアや、サミュエル・ジョンソンという最初の偉大

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    2023年04月02日
  • 若い読者のための文学史

    Posted by ブクログ

    文学とはなんなのかを知りたくて、読み始めました。文学作品の数々を知ることができる素敵な読書案内書にもなっています。本書で紹介されている書籍を読むことで、人生がより豊かになることでしょう。その作品が生まれた時代背景や、その本が生まれた時期に読まれていた書籍、作者の人物像など知ることができます。
    「若い読者のための」と表紙にあるとおり、もっと若い時に読みたかった一冊でございました。

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    2022年04月06日
  • 若い読者のための文学史

    Posted by ブクログ

    このシリーズはハズレがない。扱う素材、視点ともバランスが取れている。

    英米文学に関する、わたしの理解の棚卸しに最適だった。

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    2021年02月14日
  • 若い読者のための文学史

    Posted by ブクログ

    神話と叙事詩の時代から、インターネットとSNSの時代まで。イギリスを中心に、時代ごとの文学史的ヒーローをピックアップし、コラム形式で解説。著作権という概念が生まれてきた経緯や、資本主義が文学に与えた影響なども取り上げる、軽い語り口で読みやすい文学史入門。


    叙事詩を語るのにマーベル映画を引き合いにだしたり、かなりくだけた文章ですごく読みやすいし文学史としてフレッシュで楽しい。一つのトピックについて章内で現代への影響までコンパクトに語ってくれるので、時系列を追ってなくてもその章だけ読めば話がわかるコラム形式。目次通り読まず、つまみ読みでも面白く読めると思う。正直、表紙がとっつきづらいので、もう

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    2022年03月06日
  • 若い読者のための文学史

    Posted by ブクログ

    エピックって言葉がある。日本語だと叙事詩。
    いろんな場面でよく聞く言葉。なんとなく意味は伝わるのだけど、なんでそんな偉大な文学ジャンルが今では書かれていないのか。
    叙事詩は、過去の偉大な時代を舞台として、壮大さが過去のものになってしまった哀しさを描くらしい。
    その意味では、アメリカから同じような作品が世に出ても、国として若すぎるために、叙事詩と認めることは難しいそう。

    社会の変化の中で生まれてきた(西洋)文学の流れを、なんとなく知ることができる。どんな環境からどんな文学が生まれてきたのか知ることは、作品をより楽しむのに良いことなんだろうと思う。
    いろんな本、ゆっくり読んでみたい。

    若くなく

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    2021年06月28日

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