作品一覧

ユーザーレビュー

  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

    Posted by ブクログ

    私自身も家族の問題(相手は母親)を抱えています。
    本書を読みながら、「この気持ち知ってる」と思うことが何度もありました。
    また、父親が精神疾患を患っていると気がついた場面は、私も同じような体験をしたことがあるため、久しぶりにその時の記憶が蘇りました。
    本書の冒頭に「タイラーへ」とあり、最初は、タイラーが誰なのか、なぜそう書いてあるのか分かりせんでしたが、本書を読み進めていくうちに理解し、胸がしめつけられる思いでした。
    あれだけの経験をした著者はいまも苦しんでるいると思いますが、日々に少しでも穏やかな瞬間が訪れることを願わずにはいられません。

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    2025年07月03日
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

    Posted by ブクログ

    この父母は異常すぎる。彼らは子どもたちの可能性を潰し、未来を奪い、親のエゴに付き合わせて洗脳している。その子どもの一人である著者は結果として大学へ行き博士となったものの、両親からは祝福されず服従を求められ、未だに心に傷を負っている。著者はこれから先も強く生きてゆくはずだが、両親の元に残った兄姉達はきっと同じ躾を自分の子どもに施すのだろう。なぜならそれが正しいと信じるように洗脳されているのだから…。この輪廻から抜け出すことは容易ではない。彼らの子どもたちの未来を思うと胸が重くなる。

    我々は、自分が他人から受ける影響、そして他人に与える影響力の強さについて知っておかねばならない。本書の最後の締め

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    2024年11月02日
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

    Posted by ブクログ

    信仰、家族、教育。生まれ育った環境、そこから自らの力で人生を変えてゆく、行動力。きっかけは僅かな事かもしれないけれど、人生と言うものは大きく変わるものだと感じました。著者の生き方は、辛い事もあるけれど、正しい選択をしていると思います。誰がなんと言おうと、人にはそれぞれの人生がある。とても深い内容でした。

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    2024年07月07日
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

    Posted by ブクログ

    他の著者の本で、この本が紹介されてたので読んでみたかった。

    とても厚みのある本だったが、読み始めたらどんどん先が気になって、、読み終えてしまった。

    物凄く特殊で閉鎖的な環境下に育ち、成長の過程で次々に襲いかかる目を覆いたくなるような出来事に直面し、葛藤しながらも力強く生きる著者。
    思考の描写がすごかった。
    そして、最後の一文に感動した。

    読み終えたあとも、しばらく余韻が残る凄まじい本。
     

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    2024年07月04日
  • エデュケーション 大学は私の人生を変えた

    Posted by ブクログ

    文庫本で600ページに及ぶが、ある家族の7人きょうだいの末っ子の女性に、これがドキュメンタリーかと思わせるような事件が次々に起こり、目が離せないうちに短時間で読み終わった。原理主義的モルモン教徒の父親の下で社会から孤立して暮らしている家族の物語は、最近日本で話題になっている旧統一教会の親との関係で悩んでいる宗教二世を思い出させた。終末論や陰謀論を信じて疑わない父親による支配と兄弟による暴力、そして夫に支配され子供を守らない母親から逃げ出すようにして飛び出した著者は奨学金を得てケンブリッジ大学からハーバード大学まで進んで博士号を取得した。そこでハッピーエンドと思いがちだが、親子や兄弟の関係は変わ

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    2023年09月03日

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