ユーザーレビュー ヤンキーと住職 近藤丸 枚方蔦屋書店で行われたブックトークイベントに参加した際に購入。 普段何気なく触れていた仏教というものの新たな知見を得ることが出来た。 いくつもの心に残る言葉がありすぎてここには書き記せないくらい。 特に印象に残っている箇所は以下の2つ。 •頑張っている自分を誇るのではなく、頑張らせて頂いているこ...続きを読むとに感謝すること。 •他人と比較して慢心するだけでなく、自分を卑下することも慢心であるということ。 言われてみると確かにそうだなと腑に落ちるものばかり。 仏教に興味がなくてもどんな世代の人が読んでもどこかのページで出会えてよかったという言葉にきっと出会えるはず。 何にかの因果か、実家がちょうど作者と同じ浄土真宗本願寺派だったので、また機会がある時には積極的に話を聞いてみたいと思う。 Posted by ブクログ ヤンキーと住職 近藤丸 やはり近藤丸さんは富山県民であった(プロフィール参照)。 前回はガツンとやられたけど、今回はヤンキーとの遭遇に驚き目から汗が出た。 コラムが秀逸すぎる。まえがきが安田理深師の言葉で始まる。作者の方は間違いなく真宗大谷派(お東)だろうと思ったら本願寺派なのである(再度プロフィール参照)。なんてい...続きを読むうの?この西と東とか関係なく、真宗ど真ん中みたいなこの内容。あえて宗派いらないんじゃね?というこのまっすぐさ。打ち抜かれた。漫画だと伝わりやすい分、誤解を受ける可能性がある点を丁寧に説明している。コラムは必読。これだけで法話。 見た目からして「ヤンキー」と「住職」って対極というか決して同じサイドにいると思えないのだけど、すこしずつヤンキーとその仲間が人間として自分の中に向き合う対象として迫ってくる。本来、そうなんだ。住職の気づきは自分の気づきでもあるんだ。 いま、寺離れとか宗教離れとかいわれていて、やたら「わかりやすい」とか「親しみやすい」ということが言われたり、そういう方向性ばかりが取り上げられているように思うのだが、こんなにどまっすぐな真宗の本ってないぜ。住職は言う。 ”お寺を何とかするために仏教を伝えないとと思ってたけど、 仏教を聞きたい人のためにお寺があるんだ お寺のために仏教を伝えるんじゃない 聞きたい人がいて伝えるということがあれば…そこがお寺になる” ほとんど漫画で200ページもないのに、お釈迦様の誕生、四門出遊、梵天勧請、初転法輪、果てはエーリッヒ・フロム、カルト問題まで現代の社会問題に関係するものまでカバー。すごい。すごすぎる。 仏教に初めて興味を持たれた方から、浄土真宗を知りたい方、どっぷり浸かっている方にも全方向でおすすめ。 Posted by ブクログ ヤンキーと住職 近藤丸 名著。迷ったときに何度も読み返したい。漫画だけど真摯に仏教のことを教えてくれる。蓮如上人の御文も昔の人にとってはこんな感じだったのかな。 Posted by ブクログ ヤンキーと住職 近藤丸 わかりやすい とにかく面白く分かりやすく、子供にもオススメしたい本です。 ただ一つ言うならば、値段が高くなっても良いのでもっとボリュームが欲しかったかな。 はるこ ヤンキーと住職 近藤丸 未熟な住職とヤンキーの対話を通して仏教に於ける事物の解釈を著してくれている 仏教はどうしても宗教であり教えのように捉えられがちだが、仏教哲学という言葉があるように、単に先入観を極力排除して世界を把握するモノなのだと思う その把握の仕方が、先入観で苦しむ解釈をしていた人にとっては救いや教えに結果的にな...続きを読むることはあるだろう 先入観というのは社会通念や倫理観だったりもするので、それらに疑問を有しておらず、今悩みを抱えているような人に仏教は救いかもしれない そんな人たちに向けての入門書として、とても入りやすい著作 Posted by ブクログ 近藤丸のレビューをもっと見る