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  • 創元世界史ライブラリー フィッシュ・アンド・チップスの歴史 英国の食と移民
    4.2
    1巻2,640円 (税込)
    19世紀の英国に生まれ、20世紀前半には安くて栄養満点の日常食として労働者階級に広まったフィッシュ・アンド・チップス。その魚の衣揚げの起源はユダヤの食文化にあり、揚げた細切りのジャガイモは、フランスに由来すると考えられる。お店の経営者には移民が多く、その出身地はイタリア、キプロス、中国と多岐にわたっていた。ディケンズやドイルなど英国文学ファンにも味わい深い、移民と階級社会を映しこんだ本。図版多数。

ユーザーレビュー

  • 創元世界史ライブラリー フィッシュ・アンド・チップスの歴史 英国の食と移民

    Posted by ブクログ

    安価に簡単に食べれる外食だったフィッシュアンドチップス。中華とかインド料理とかあってもイギリスでは人気らしい。
    じゃがいもと魚が鉄道・船・氷で手に入りやすくなって、元々ユダヤ人の料理でで魚を揚げる料理があったからフィッシュ&チップスが誕生した。
    でも魚の匂いがすごかったらしい。臭気を排出する技術でなんとかなったけど。

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    2025年09月15日
  • 創元世界史ライブラリー フィッシュ・アンド・チップスの歴史 英国の食と移民

    Posted by ブクログ

    フィッシュ&チップスと産業革命の関わりが分かったりと歴史に深く関わっていてなかなか読みごたえがあった!!

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    2022年01月11日
  • 創元世界史ライブラリー フィッシュ・アンド・チップスの歴史 英国の食と移民

    Posted by ブクログ

    美味しいフィッシュ&チップスになかなか巡り会えない。かと言ってこのまま引き退るのも癪に触る。そんな中ギリシャ系の著者が歴史を紐解くと聞き、美味しい出会いにも期待してみることにした。(ここでも「食べる」より「読む」を優先…)

    起源–発展–イギリスらしさ–エスニシティ–フィッシュ&チップスの意味…と、これ一冊で充分じゃね?と思わしめるほどの専門書ぶり。

    揚げた魚とじゃがいもがいつ・どこから登場してくるのか。文献を辿る旅もなかなかに忍耐を要したけど、調理風景とか(美味しいかは別にして)ちょこっと味見したくなることもあったり。古くからそれらしい料理はあったらしく、ディケンズの時代に

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    2022年01月04日
  • 創元世界史ライブラリー フィッシュ・アンド・チップスの歴史 英国の食と移民

    Posted by ブクログ

    「イギリス料理はまずい」とはいったいいつ頃から言われるようになったのでしょうか。
    観光旅行程度ですが実際にイギリスに行ってみた感想としては、味が大雑把な料理が多いのはアメリカと大差ないという感じ。そこそこ高いホテルのディナーは十分おいしかったし、イングリッシュブレックファーストだって好きだった。だいたいアフタヌーンティーとかなら日本でももてはやされているのに?

    巻末のあとがきで「イギリス料理はまずいでしょう」と聞かれた訳者は次のように答えています。

    「ロンドンで食べる飲茶やカレーは日本よりおいしいと思いますし、ジャマイカとかレバノンとか日本ではなかなか出会えない地域の料理も食べられますから

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    2021年01月14日
  • 創元世界史ライブラリー フィッシュ・アンド・チップスの歴史 英国の食と移民

    Posted by ブクログ

    どの魚だったんだかどうやってみんなわかるんだろうと思いながら(二人でハドックと鱈とチップスを頼んだがハドックと鱈の違いはいつもほんとにわかりにくかった)ともかくおなかにたまって、胸もいっぱいになって、ビールが欲しくなる。
    ユダヤ的なものがそれだけ嫌われていたこと、なんだかんだ言ってかなり外国人が混じりこんでいる国だったこと、貧富の差は階層差になってお互いに?否定的なイメージを持っていたこと、なんだかんだ言って豊かになってきたこと。
    外国人観光客が一番身近に試せるイギリスらしい食べ物だったのだよね。やはり。

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    2020年12月09日

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