漆原正貴の作品一覧
「漆原正貴」の「はじめての催眠術」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「漆原正貴」の「はじめての催眠術」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
催眠に対する誤解を解いて、世界を拡げてくれる良書です。
上手くいけば実際に催眠状態を体験することまでできてしまいます。(私はできました。)
催眠は怪しい・うさんくさいイメージとセットになりがちですが、実は科学的に観測されてる、実在する現象なんです。
医学・心理学などでも研究されていて、実際、精神疾患の治療として催眠療法というものもあったりします。
また、催眠術というのは「優れた催眠術師が好き放題相手を操るもの」みたいな印象もありますが、それも間違い。
●催眠という現象は、催眠をかける側の能力ではなく、催眠にかかる側の能力に依存する
●催眠とは、「知覚や感覚、感情に関して、何か変化が起こるという期待があった時に、実際にその変化が実現する現象」のこと
というのが現代的な催眠の捉え方らしいです。
だから、催眠状態にどれだけ深く入れるかどうかは人によって違うし、もし催眠状態に入っても本人が期待する変化しか起こらないんだそう。
それが催眠のリアルなんですって。だいぶ印象が変わりました。
本書の前半では、以上のように催眠に対する誤解を解きつつ、催眠現象にまつわる簡単な歴史や催眠研究の現在など、学術的な背景が紹介されています。
そして後半には具体的な催眠のスクリプトの紹介がされているという構成になっているのですが、、
この後半が特に面白かった!
「読み上げるだけで催眠にかかるスクリプト」というものが紹介されているんです。
これは暗示に加えて、人体の仕組みを利用した「トリック」を併用することで、ほぼ全員が確実に催眠状態に入れるという代物。
私もいくつか簡単なものを自分でやってみたところ、本当に暗示にかかってしまいました。
特にすごかったのが、「握った手が開かなくなる」催眠。
筋肉の生理学的な性質をフックとして利用することでカタレプシーという現象を引き起こしているらしいのですが、本当に手が開かなくなるんです。
この体験ができただけでも、この本を買った価値があったなと思えます。
本当におすすめです。
(ただし、人によって入りやすい催眠・暗示は違うし、またどの程度深く入れるのかも違うので注意です。
私は「握った手が開かなくなる」ものより高度なものは体験できませんでした。)
Posted by ブクログ
催眠術は優秀なビジネスマンと同じテクニックを使っている事を再確認した。
ラポール、ページング、威光暗示、イエスセット、ダブルバインド
営業で良く使われている技法である。
特に導入部分のテクニックは営業の本といっても違和感はない。
現代睡眠のエリクソンのアプローチの肝、利用アプローチ=相手の反応に合わせる、間接暗示=相手を否定しないという考えはまさに、ビジネスでの主流となっている。
相手の出方に合わせるという事は、催眠術者の腕が試される事となりそうである。
催眠術者の適正は優秀なセールスやカウンセラーとなるのだろうか?
運動暗示→禁止暗示→感覚、記憶暗示の順に暗示にかかる人が少なくなり、統計アプローチを利用しているという点もビジネス的である。
最後に自律訓練法を載せているが、もう少し説明が欲しかった。
最終的には他者催眠術から自己催眠術が最も強力な催眠技法となるのだから。
Posted by ブクログ
耳にしたことはあるけれど、イマイチよく分からない(強いて言えば胡散臭い)催眠について、初学者でも理解できる言葉でまとめられている本です。
教室では生徒が無意識のうちに生徒たる振る舞いをしており、同様に催眠でも催眠をかけられる人が無意識に催眠をかけられる人たる振る舞いをすることで催眠現象がおこる…催眠は催眠をかけられる人の能力である…という旨の言葉に、自分としてはかなり納得感がありました。
読む前よりも催眠が身近に感じられる様になったと思います。一度試してみたいな。
京極堂シリーズファンとしては、冒頭に姑獲鳥の夏の引用を持ってきているところに凄くしびれました。誰にでもおすすめできる本です。