漆原正貴のレビュー一覧
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催眠に対する誤解を解いて、世界を拡げてくれる良書です。
上手くいけば実際に催眠状態を体験することまでできてしまいます。(私はできました。)
催眠は怪しい・うさんくさいイメージとセットになりがちですが、実は科学的に観測されてる、実在する現象なんです。
医学・心理学などでも研究されていて、実際、精神疾患の治療として催眠療法というものもあったりします。
また、催眠術というのは「優れた催眠術師が好き放題相手を操るもの」みたいな印象もありますが、それも間違い。
●催眠という現象は、催眠をかける側の能力ではなく、催眠にかかる側の能力に依存する
●催眠とは、「知覚や感覚、感情に関して、何か変化が起こ -
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催眠術は優秀なビジネスマンと同じテクニックを使っている事を再確認した。
ラポール、ページング、威光暗示、イエスセット、ダブルバインド
営業で良く使われている技法である。
特に導入部分のテクニックは営業の本といっても違和感はない。
現代睡眠のエリクソンのアプローチの肝、利用アプローチ=相手の反応に合わせる、間接暗示=相手を否定しないという考えはまさに、ビジネスでの主流となっている。
相手の出方に合わせるという事は、催眠術者の腕が試される事となりそうである。
催眠術者の適正は優秀なセールスやカウンセラーとなるのだろうか?
運動暗示→禁止暗示→感覚、記憶暗示の順に暗示にかかる人が少なくなり、統計アプ -
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耳にしたことはあるけれど、イマイチよく分からない(強いて言えば胡散臭い)催眠について、初学者でも理解できる言葉でまとめられている本です。
教室では生徒が無意識のうちに生徒たる振る舞いをしており、同様に催眠でも催眠をかけられる人が無意識に催眠をかけられる人たる振る舞いをすることで催眠現象がおこる…催眠は催眠をかけられる人の能力である…という旨の言葉に、自分としてはかなり納得感がありました。
読む前よりも催眠が身近に感じられる様になったと思います。一度試してみたいな。
京極堂シリーズファンとしては、冒頭に姑獲鳥の夏の引用を持ってきているところに凄くしびれました。誰にでもおすすめできる本です。 -
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催眠というと怪しいが、実生活でプラスに活用可能な技法だと感じた。
■催眠の定義
知覚や感覚、感情に関して、何か変化が起こるという期待があったときに、実際ににその変化が実現する現象
■催眠のスクリプトの構造
①知覚や感覚の変化に関する期待を持ってもらう
②想像をしてもらうと、その期待が実現する
③実現した現象を体感していると、より強化される
■催眠を体験しやすい人
目の前のことに集中するあまり、周辺の物事への注意が低下する。このようなタイプの人は、催眠を体験する上で適性があると言えるでしょう。
同じような理由から、「飲み会で他の人のグラスが空になっていることに気づかない」「考え事を -
Posted by ブクログ
催眠というと怪しいが、実生活でプラスに活用可能な技法だと感じた。
■催眠の定義
知覚や感覚、感情に関して、何か変化が起こるという期待があったときに、実際ににその変化が実現する現象
■催眠のスクリプトの構造
?知覚や感覚の変化に関する期待を持ってもらう
?想像をしてもらうと、その期待が実現する
?実現した現象を体感していると、より強化される
■催眠を体験しやすい人
目の前のことに集中するあまり、周辺の物事への注意が低下する。このようなタイプの人は、催眠を体験する上で適性があると言えるでしょう。
同じような理由から、「飲み会で他の人のグラスが空になっていることに気づかない」「考え事を