作品一覧 2024/03/19更新 韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 試し読み フォロー 人口減少は日本だけではない 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 春木育美の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 春木育美 エンタメやデジタル化で先んでた韓国の、負の部分も含めた今を知ることができる良書。映画・ドラマで何となく気付いていた格差や少子高齢化は、想像以上に深刻だ。良くも悪くも政策のダイナミックかつスピーディーな実現と、短いスパンの政権交代で日本が追随すべき点と、明日は我が身と恐怖の部分が見えてくる。これを読ん...続きを読むで政治家もすぐに着手すべき事を考えて欲しい。もちろん我々も。 Posted by ブクログ 韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 春木育美 すごく丁寧に韓国社会の今の姿として、世代間、男女間、社会保障や教育まで、幅広い分野における格差の現状をまとめた一冊。 一見淡々と書かれているように見えますが、なんと言うのか、ステレオタイプな見方にならないよう、様々な切り口からまとめているのが、好感が持てました。 Posted by ブクログ 韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 春木育美 日本と同じく、いやそれ以上のスピード感で少子高齢化が進んでいる韓国。若者の失業率も高く、年金制度の開始が1988年とわりと最近であることもあって中高年の貧困も深刻という嫌韓派がそれみたことかと快哉を上げそうな状況の韓国。そんな韓国のこうした問題に関する政策や社会の動きについて、長らく韓国を研究してき...続きを読むた著者が解説してくれる。出たのが至近なこともあって情報としての新しさという点も価値あり。 著者は共通の問題を抱えている日韓がお互いの経験や試みを知ることで、有益な政策や取り組みがなされるのではないかと述べる。そう、確かに日本で評判の悪い政策がすでに韓国で行われていたような例があるんだね。例えば、少子化対策といいながら女性の働き手を増やす動きと連動させたばかりにどっちつかずになったり、新しい英語の試験制度を大学入試と組み合わせようとしたばかりに頓挫したとか。日本でこういう取り組みをした人たちは、韓国の前例を知らなかったのだろうか。あるいは、知ってて改良したけどそれでもうまくいかなかったのか。あるいは、日本ならうまくいくと驕っていたのかな。 国の規模や地勢的にも厳しく、また時代背景とかいろんな要素が絡まって大変な韓国だけど、一方で政策は面白いもの、進歩的なものも多い。女性省を設けてそこが主導しての女性向けの政策だったり、住民番号制度の活用なんかは、個人情報を国に握られる懸念をおして余りある利便性を日本のマイナンバーと比較すると面白い。女性議員輩出のためのクオーター制や女性企業者や女性研究者への支援なんかも、遅々として進まない日本に比べ韓国は2000年代前半には実施されている。まず動きだし動きながら考えたり問題に合わせた修正がなされていくという、いろんな面で思わされるダイナミック・コリアな感じがこうした動きにも表れていることを実感。 成果が出ないものもあるし、一期制の大統領が変わるたびに方向性が変わるといった一定の弊害はあるものの、それでも韓国の政治・政策は前を目指して歩みを進めている。人々が政治への関心高く声を挙げていくお国柄が政治を進歩させるってことか。 Posted by ブクログ 韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 春木育美 タイトルに偽りなし。韓国社会の問題点―少子高齢化・単身社会、デジタル化、教育、女性について、コロナ渦の状況も盛り込みつつファクトベースで活写。知らない事が沢山あったと痛感。 日韓は社会システムのベースが似ていながらも、政策決定がダイナミックで異なる点が色々とあり、だからこそベンチマークに最適というの...続きを読むは本当に同感。課題先進国として互いに高め合える関係が築かれればと感じる。 紙幅の都合で割愛したという「韓国の政治文化」「外国人労働者政策と移民政策」も今後どこかで読める事を期待したい。 Posted by ブクログ 韓国社会の現在 超少子化、貧困・孤立化、デジタル化 春木育美 日本以上にラディカルな韓国だから、非常に分かりやすい未来予想図となっている。ただ、問題なのは、そのような意識を持って、かの国を冷静に見ることができていない現状だろう。小手先ではどうしようもない、そのことを実感する。 Posted by ブクログ 春木育美のレビューをもっと見る