加藤博之の作品一覧
「加藤博之」の「音楽療法士になろう!」「がんばりすぎない!発達障害の子ども支援」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤博之」の「音楽療法士になろう!」「がんばりすぎない!発達障害の子ども支援」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
発達障害の子どもの支援について、初学者にも分かりやすく書かれた一冊。子どもによって対応が異なることを前提としつつ、具体的で実践的な方針が示されている点も良かった。
基本となるのは「焦らず、長い目で見る」という視点。注意されても理解が難しいケースは多く、ともすれば本人にとって単なるストレスになってしまう。とはいえ、やってはいけないことに対しては、感情を抑えて淡々と。その理由や、次にどう動けば良いのかを小まめに伝えていくことが大切。
また、特性をただ受け入れるだけでなく「本人が何に困っているか」を汲み取る姿勢も欠かせない。どうすれば自走できる部分が増えていくのか。その子をよく観察し、環境や接し方を柔軟に調整していくことが大事。
周囲が気づかないうちに、本人が生活の中でストレスを溜めている場面も多い。リラックスできる時間を意識的に作ることも、支援の大きな役割だろう。
本書に書かれているポイントは、決して特別なことではなく、どの子どもと接するうえでも共通する大切な知恵ばかりだと思う。
Posted by ブクログ
音楽療法士という仕事があることを本書で初めて知った。筆者曰く「一言でどんな仕事か説明しづらい」ものだが、音楽の持つ働きを用いて心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上を図るという仕事と定義づけられている。本書では主に精神疾患を持つ子供たちとの交流や具体的な療法、事例を紹介しその意義を啓蒙している。
2007年の本。音楽療法士は現在でもまだ国家資格ではなく、資格を持っていなくてもその役割を果たしている人も、資格を有効活用できていない人もいると本書で述べられている。療法士は音楽の技術だけでなく子供たち一人一人の個性と、彼らの集団の中での雰囲気に丁寧に寄り添って対応することが求められていることがわかる。「言って聞かせる」「教える、指導する」ではなく本当に「寄り添う」感じだ。非常に神経を使う仕事と思えるが、逆に療法士が神経質になりすぎても子供たちはその雰囲気を敏感に察知してしまうという。
大変な仕事なのに報酬は高くはなく、携わる人たちの意志に支えられて成り立っているようで頭が下がる。