作品一覧

  • 香港と日本 ──記憶・表象・アイデンティティ
    4.3
    1巻935円 (税込)
    二〇一九年の「逃亡犯条例改正案」への反対デモは熾烈を極め、多くの負傷者を出し、その戦いの終わりは未だに見えない。香港がこのような事態になったのは、どうしてなのか? 中国大陸の同化政策は、人びとにどのような影響を与えたのか? 本書は、香港人としての実感と研究者としての分析で、現在に至る香港の変遷を考察する。また『ドラえもん』『進撃の巨人』と香港政治運動の意外なつながり、大日本帝国の記憶など、香港における「日本」の表象を詳細に分析する。香港出身の気鋭の若手研究者による、日本人のための香港入門。
  • 香港と日本 ──記憶・表象・アイデンティティ

    Posted by ブクログ

    ざっくりだけど近年の出来事の知識があって、友達を通して香港人の空気感をなんとなく理解している私にとっては丁度ぴったりな本だった。

    香港人の友達が出来て、その子からデモの話を聞いたり、アニメの事で盛り上がったり、一緒ドキュメンタリー映画を観る中で、最近少しずつ香港の状況を理解してきた。でも、まだ具体的な時系列や政治的・歴史的背景、またそれに関する語彙を分かっていない気がしたので、少しでも知識のピンボケを直そうと本作を読んでみた。

    特に、日本と香港の関係性が正直よくわからなかったので、歴史的/政治的背景と同時に、高解像度で比較的多様な現地の意見(香港人及び大陸の世論)を解説してくれたのがありが

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    2023年02月04日
  • 香港と日本 ──記憶・表象・アイデンティティ

    Posted by ブクログ

    著者の若いのに驚いた。
    わかりやすい例えやエピソードがたくさんでこの1冊で香港のことがかなり身近に感じられるようになった。時事問題以前に香港という国そのものをよく知らず中国本土や台湾などとゴチャ混ぜになっちゃうような人へおすすめしたい。

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    2020年07月17日
  • 香港と日本 ──記憶・表象・アイデンティティ

    Posted by ブクログ

    この手の本は、考え方が偏っていることが多いけど、この本はきちんと中立的に学問的に分析したことを述べていて良かった。

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    2020年08月15日

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