ミゲル・シカールの作品一覧
「ミゲル・シカール」の「プレイ・マターズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
「遊び心を大切」とはよく聞く言葉だが、果たして遊び心とは?そもそも遊びとは何なのか?
コンパクトで、それこそ「遊び心」に溢れた装丁の本書はその可愛らしい佇まいに反し幅広い知識と深い洞察を行き来するわりかしハードコアな哲学の旅を提供している。
本書で幾度となく現れる「流用」という概念は、遊び心というものの本質を捉えている。
遊びなどないコンテクストをハックし遊びのように仕立て上げること、それが流用であり遊び心。
特に近年はやたらと遊び心が重宝されている向きがあるが、それは何故なのか。
ハックして遊びを注入せねばならぬほど、遊びに乏しい時代なんだろうか。本書を読みながらそんなことを考えた。
Posted by ブクログ
【遊びと現実社会とのつながり】、
コペンハーゲンでコンピューターゲーム研究センター准教授をされている著者が、
遊びとは何か、みたいな、哲学的に論じられている本。
遊びは文脈に依存する。
遊びの基本構造が検討されていました。
物、人、場所のネットワークがあって成り立つもの、
何らかの意味でルールを含んでいて、
そのルールは変化する。
想像と破壊の緊張関係の中で、バランスを維持する活動、らしい。
いろいろな遊びの場やゲームなど具体例にも触れられていつつ、
私が気になっていたのは、
「遊び心」だったということが分かりました。
著者によると、遊び頃子は、遊ぶという態度、モード、とのことです。
現実社会、
ゲームの考え方を持ってみることで
退屈な日々も少し楽しくなったりする、
そんな風に生きている人の話を聞いたりすることがありますが、
場やモノ、ヒトといったゲームの文脈を自ら見出して、
自分がプレイすることで有益になるルール、ミッションを設定する。
そのためには、
現実で自分と他者の立ち場をわきまえる視点や、
その場のしくみを理解するセンスが必要だなーと思ったりしました。
そして、
ゲーム感覚、ともいうけれど、
遊びにある心の余裕こそ、
至上主義にならずに、
倫理規範や社会性を保って楽しむために大事なのではないかなーと思いました。
遊びを通して社会を学んでいく、というようなお話もありました。
私はゲームをする人ではまったくないのですが、
今日溢れるたくさんのゲーム、ルールもかなり複雑化していて、
ゲームの世界観もとても緻密だったりして、
ゲーム好きな人とそうでない人の違いや、現実社会とのかかわり方の違いはあるのかなどが、
さらに気になりました。