ミゲル・シカールのレビュー一覧

  • プレイ・マターズ

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    「遊び心を大切」とはよく聞く言葉だが、果たして遊び心とは?そもそも遊びとは何なのか?

    コンパクトで、それこそ「遊び心」に溢れた装丁の本書はその可愛らしい佇まいに反し幅広い知識と深い洞察を行き来するわりかしハードコアな哲学の旅を提供している。

    本書で幾度となく現れる「流用」という概念は、遊び心というものの本質を捉えている。
    遊びなどないコンテクストをハックし遊びのように仕立て上げること、それが流用であり遊び心。

    特に近年はやたらと遊び心が重宝されている向きがあるが、それは何故なのか。
    ハックして遊びを注入せねばならぬほど、遊びに乏しい時代なんだろうか。本書を読みながらそんなことを考えた。

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    2019年07月06日
  • プレイ・マターズ

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    遊び、遊び心について、そのことや道具や場などについての考察

    「遊びを、流用とそれにたいする抵抗のダンスとして、あるいは秩序の創造と秩序の破壊のダンス」
    訳者あとがきにもあるように「文体にかなりくせがある」

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    2025年06月02日
  • プレイ・マターズ

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    「遊び」って何だろう。「遊び心がある」ってどんな状態だろう。
    誰もが小さい頃から遊んでいるけれども、それはどういうことなんだろう。

    「遊び」の持つ要素や、「遊び」が人、社会にもたらす影響を、屋外、屋内の遊びにとどまらず、政治、建築、デザインにまで考察を広げた「遊び」に関わる全ての論文を集約したような本だった。

    少し内容は難解だった。

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    2024年09月18日
  • プレイ・マターズ

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    ネタバレ

    【遊びと現実社会とのつながり】、
    コペンハーゲンでコンピューターゲーム研究センター准教授をされている著者が、
    遊びとは何か、みたいな、哲学的に論じられている本。

    遊びは文脈に依存する。
    遊びの基本構造が検討されていました。

    物、人、場所のネットワークがあって成り立つもの、
    何らかの意味でルールを含んでいて、
    そのルールは変化する。

    想像と破壊の緊張関係の中で、バランスを維持する活動、らしい。

    いろいろな遊びの場やゲームなど具体例にも触れられていつつ、

    私が気になっていたのは、
    「遊び心」だったということが分かりました。
    著者によると、遊び頃子は、遊ぶという態度、モード、とのことです。

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    2024年06月02日
  • プレイ・マターズ

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    主にデジタルの世界(ゲーム)と人の遊び心の関係を考察する本。
    若干難解?抽象的に感じた。

    この本自体は2014年の作で、今からほぼ10年くらい前の本だけど、挙げられているゲームがどれも非常に楽しそう。

    "本書では遊びを、流用とそれに対する抵抗のダンスとして、あるいは想像と秩序の破壊のダンスとして考えてきた"

    既存の文脈から絶えず離れながら文脈に引き戻されていくところに著者のいうゲーム(というよりもICCとかで展示されてるインタラクションみたいな感じ)の自由さや面白さみたいなものがあって、
    そうした異化の過程が人にとって必要なものなのかなあと感じる

    ただ、身体的なもの

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    2023年10月08日
  • プレイ・マターズ

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    「遊び」って何だろう。「遊び心がある」ってどんな状態だろう。
    誰もが小さい頃から遊んでいるけれども、それはどういうことなんだろう。
    「遊び」の持つ要素や、「遊び」が人、社会にもたらす影響を、屋外、屋内の遊びにとどまらず、政治、建築、デザインにまで考察を広げた「遊び」に関わる全ての論文を集約したような一冊。

    まず、著者がヨーロッパの人なので、欧米の事例がとても多かったけれども、これだけ世の中にはいろんな遊びがあるのか、ということに驚いた。面白いと思った観点として、遊びには創造的な側面と、破壊的な側面があること。遊びを通じて人は世界と接点を持ち、遊びを通じて世界と繋がる、という話はたしかに遊具や

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    2021年06月07日
  • プレイ・マターズ

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    ▼遊び、遊び心とは?
    ■遊びは現実/仕事などの対局概念ではなくモードの1つ
    ■遊び心とは、遊びの文脈の外側で遊びを使う能力
    ■ゲームは遊びの一形式にすぎない

    ◉遊び心は既存の概念を拡張する

    ◉これからは遊びの建築の時代

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    2020年01月02日