作品一覧

  • 東京の憂鬱

    東京の憂鬱

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●東京は復興したのか 挫折の戦後史の果てに 吉見俊哉 ●「京都ぎらい」の東京論 それでも企業人は「城」を捨てられない 井上章一 ●〔ルポ〕静岡、神奈川、群馬、兵庫、北海道── リモートワーク時代の移住者たち 澤田晃宏 ●区長インタビュー 豊島区は消滅可能性都市をどうやって脱却したか 高野之夫×聞き手:清野由美 ●〔エッセイ〕移り住んで見えた世界 秋田の小さな町から 広がる繫がり、生まれる事業 丑田香澄 ●〔対談〕女性活躍、人材環流、人口20万都市がポイント 地方は東京を使い倒せ 増田寛也×大山晃弘
  • ルポ 技能実習生

    ルポ 技能実習生

    小説・文芸

    4.4
    1巻924円 (税込)
    中国にかわり技能実習生の最大の供給国となったベトナム。「労働力輸出」を掲げる政府の後押しもあり、日本を目指す農村部の若者たち。多額の借金を背負ってまで来日した彼らの夢は「三〇〇万円貯金する」こと。故郷に錦を飾る者もいれば、悪徳ブローカーの餌食となる者もいる。劣悪な企業から逃げ出す失踪者は後を絶たない。日越の関係機関、実習生、支援団体を取材し、単純労働者の受け入れ先進国・韓国にも飛んだ。国際的な労働力移動の舞台裏を全部書く。
  • 東京を捨てる コロナ移住のリアル

    東京を捨てる コロナ移住のリアル

    小説・文芸

    3.3
    1巻946円 (税込)
    ●第一章 満員電車にさようなら 過疎地の定住促進住宅が満室に/政府の移住支援金100万円をあてに/条件は「新幹線が停まる場所」/23区の若者の約4割が地方移住に関心 ●第二章 コロナで人はどこに動くのか 移住希望者の窓口「ふるさと回帰支援センター」/移住相談者の7割は40代以下/コロナ下の移住相談増加トップは茨城県/パソナ本社移転報道で注目の淡路島/リモートワーク移住でも100万円 ●第三章 コロナ移住 人気自治体を歩く 移住者集める過疎の町「みなかみ」/役場の移住担当者が町をアテンド/岡山県の小さな町に続々と関東圏の移住者が/地震と放射線リスクが低い町/移住のきっかけは東日本大震災 ●第四章 「地域おこし協力隊」という移住法 40歳になりますけど間に合いますか/約6割の隊員が退任後に定住/年間報酬は上限280万円に/退任後の起業・事業継承に100万円の補助 ●第五章 半農半エックスのリアル 農業所得の平均値は109万円/400万円の所得確保を目指し支援/半農半Xの先駆け島根県/国から年間150万円の交付金/半農半蔵人で生計を立てる ●第六章 都会人が知らない田舎暮らしのトリセツ 1 住居   空き家バンクとは何か/空き家の改修に1000万円以上/下水道普及率が5割以下の県も 2 生活費   プロパンガスは都市ガスの1・8倍/同じ県内でも5倍以上違う水道代/中古車は予算30万円で十分 3 生活インフラ   4分の1の市町村に高校はない/リモートワークなら実測30Mbps 以上を ●終章 第三の日本
  • 外国人まかせ 失われた30年と技能実習生

    外国人まかせ 失われた30年と技能実習生

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    あなたも「奴隷」を使っている。 外国人が働く現場を徹底ルポ! 低賃金で退屈な仕事を外国人に押し付ける「人手不足の不都合な真実」と、彼らに見限られる日本の恐ろしき未来。 Amazonランキング第1位(外国人労働者部門、2022/10/21)『ルポ技能実習生』の続編。 深夜のコンビニのお弁当工場など、目につかない場所で働く外国人労働者たち。日本人の生活の根幹を支える彼らの姿と、「外国人まかせ」の労働現場の今を書く。 これが、外国人労働者に「依存」するニッポンの現実!

ユーザーレビュー

  • ルポ 技能実習生

    Posted by ブクログ

    技能実習制度と言えば、劣悪な環境で働かせられる低賃金奴隷労働との認識だ。かつて繊維産業が盛んだった故郷の街にも古くから中国人実習生が多数来日し、NHKでその実態が告発されたこともある。いかにも日本的な偽善と欺瞞に満ちた制度であり、同じ日本人として申し訳ない気持ちになる。日本人の民度では所詮この程度の政治しか選べないのだ。
     ただ、つい日本人的な発想で長時間労働させられて可哀想とか思ってしまうが、この本を読んで、そんな単純な話でない事も理解できた。丁寧な取材に裏打ちされたリアリティのあるルポで、読み応えがある。
     今後日本の国力と共に円の価値が低下していく中で、日本で働きたい外国人は減っていくだろう。人権意識の低い一部の経営者にはザマァ見ろという感じだが、1消費者として人材不足によるサービス低下を受け入れる覚悟が必要だ。

    0
    2023年06月14日
  • ルポ 技能実習生

    Posted by ブクログ

    国際社会からは「奴隷労働」だと非難されている「技能実習生」についてのルポタージュだ。本書ではベトナム人に焦点が当てられて書かれている。最低賃金の手取りからさらに家賃なども差し引かれての収入で、3年間で300万貯め込んで本国に帰り家を建てるベトナム人もいることは確かだけれど、失踪しなければならないほど劣悪な条件で働かされている外国人もあとをたたない。これは本国の送り出し機関とそして日本の監理団体がクソだからだ。日本の監理団体は帳簿に形跡が残らない仕組みでキックバックを送り出し機関からもらっている。本国で飲めや歌えや抱けやの接待をベトナムで受けたり、または現金を実習生に運ばせたりしているらしい。結局そのお金のしわ寄せは、実習生が支払うことになる。70〜100万円が送り出し機関に支払っている。技能実習生は転職が許されない。仕事が嫌なら、辞めて本国へ帰るしかない。しかし、帰ったら送り出し機関に支払った借金が残っている。ベトナム人の平均年収は25万円だから、返す事も出来なくなる。だから失踪して、少しでも給与の高い仕事を探すのだけれど、入管に見つかれば強制収容そして強制帰国をさせられてしまう。技能実習生は以前は中国人が多かったらしい。しかし国力は逆転しているので、今や日本の労働力が中国に買われている状態。こんな制度も、アジアの国々がやがて日本を追い抜いて、見向きもされなくなるだろう。

    0
    2022年08月13日
  • ルポ 技能実習生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主にベトナムからの技能実習生を対象に、実習生本人や送り出し機関、監理団体や受け入れ企業を取材し、技能実習制度の実態を記載したルポ。こういった外国人労働者問題を扱った図書では、著者が自分の信念を強く訴えるような書き方になることが多いように思いますが、本書はあくまで、この制度の実態はこうですよ、というある意味で中立的な描き方に専念しているように思われて、読み応えのある1冊でした。


    本書を読む限りでは、ベトナムからの技能実習生は日本での労働が"劣悪な環境ではあるが、期間限定の一獲千金の場"であることを予め知ったうえで来ているので、そういった意味ではこの制度は実習生にとっても受け入れ企業にとってもWinWinである制度なのかしらと思いました。

    ただ、やはり以下のような点で、これが国として行っている公的な制度の実体か?と思わずにはいられませんでした。

    〇「技能実習」制度の趣旨である「前職要件」はほぼ偽造
    日本サイドの実習実施企業が求めるのは「単純作業に就く労働力」であり、実習生が求めるのは知識や技術ではなくお金(p.79)なので、公然の秘密として偽造が行われている。

    〇送り出し機関から監理団体や受け入れ企業への接待費用が実習生の自己負担として重くのしかかっている
    ベトナム側の送り出し機関が求人票を得たり、契約を得たりするために、日本の監理団体や企業を接待したり、裏金を渡したり、付加的なサービスを提供したりすることが常態化している。これらの費用が最終的には実習生自身から徴収されており、実習生の借金額を大きく増やしている。
    このことが詳細に記載されている第2章「なぜ、派遣費用に一〇〇円もかかるのか」は圧倒される内容でした。実習制度に関わっている日本人たち(もちろん全員ではないわけですが)のひどさに、本当に胸糞悪くなりました。


    結局のところ、実習生を助ける立場であるはずの監理団体は受け入れ企業とずぶずぶで、「監理団体」という役割を到底果たしていなさそうに思われました。これがこの制度の一番の欠陥のように思われました。
    実習生が本当に困った立場になったときに、助けてくれるところがない、という意味で、結局は「現代の奴隷制度」のそしりをまぬかれないだろうなと思いました。

    そしてこういう実態を知りつつ、日本という国はこの制度をそのまま続行しているわけで、とても国際社会に誇れたものではないなと改めて思ってしまいました。

    0
    2021年05月30日
  • ルポ 技能実習生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    技能実習生の実態を筆者が実際に現場に行き、リアルを書いた良書である。
    よくある技能実習への単なる批判ではなく、実習生が醜悪な環境でもなぜ日本に働きに来るのか、正確に書かれていると感じた。
    最初に描かれているベトナム人の300万円の自宅は写真の掲載があったが、
    圧巻であった。なるほどこのような夢を求めてベトナム人は日本に来るのか。。

    もちろん、メディアで騒がれているように明るい現実だけがあるのではない、
    ベトナムの送り出し機関に登録するために、実習生は100万円程度用意が必要。
    大抵は前借りをする。場合によっては実家の家や土地を担保にする。
    やっと日本に来られても、残業が少なく給料が少ない場合、失踪し、他の場所で働くことになる。失踪者の斡旋人も数多くいる。

    なぜ100万円も必要になるのか、それは技能実習制度で賄賂が多くまかり通っているからだ。送り出し機関が監理団体に賄賂を渡し、ベトナム人がきた際に監理団体を猛烈に歓迎するためにお金が必要となる。そのお金を実習生が払っている。
    それだけお金をもらっている監理団体は、受け入れ企業の監理業務を怠り、ベトナム人が制等にお金を貰えていなかったりしている。

    特定技能が新設されたが、まだ合格者は非常に少ないという現実がある。

    とにかく非常に勉強になった。

    0
    2021年05月26日
  • ルポ 技能実習生

    Posted by ブクログ

    約3年間技能実習生の入国後講習に携わり、それ以前からボランティア教室で数多くの技能実習生に接してきた私は、テレビや新聞で技能実習制度の悪い面ばかりが報道されることに疑問を持ってきた。本書で特に興味深かったのは、ベトナムで元技能実習生の今を追跡していたこと。家だけでなく土地を買っていたり、元技能実習生同士で結婚したり再び日本に向かったり。
    本書でも触れていたように、フィリピンは技能実習生に費用の負担をさせておらず、失踪も少ない。にもかかわらず相変わらずベトナム人ばかり多いのは実習生から搾取したお金で営業が行われているから。残念で仕方がない。
    また、将来留学したいという実習生に、日本語を学ぶためなら技能実習で十分だと言ってきたが、技術、人文知識、国際業務のビザ取得には大卒が条件と知って納得した。

    0
    2020年10月04日

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