作品一覧

  • その犬の名を誰も知らない
    4.5
    映画『南極物語』で知られるタロジロの奇跡から60年――いま明かされる真実の物語! 1968年2月、南極。日本南極観測隊・昭和基地近くで、一頭のカラフト犬の遺体が発見された。この情報は一般には知らされず、半世紀たった現在も封印されている。なぜ、これまでその存在が明らかにされなかったのか? はたして、犬の正体は? あのタロジロの奇跡から60年、第一次南極越冬隊の「犬係」で、タロジロとの再会を果たした唯一の隊員である北村泰一氏が、謎多き“第三の犬”について語り始める……。南極第一次越冬隊・最後の証人が明かす真実の南極物語。
  • その犬の名を誰も知らない

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     1958年2月、日本南極観測隊第一次越冬隊は任務を終え、第二次越冬隊に引継ぎする前提で撤収したものの、計画は中止され、南極昭和基地にソリの引手となる樺太犬15頭が置き去りになりました。
     それから1年後の1959年1月に第三次越冬隊として派遣された隊員が、奇跡的に生き延びていた「タロとジロ」に再会し、日本中が歓喜しました。1983年には「南極物語」として映画化もされています。
     ここまでは年輩の方であれば記憶している方も多いと思います。私もタロとジロだけが生きていたと思ってました。
     当時日本では樺太犬を置き去りにして見殺しにしたことに対する非難がずっと渦巻いてました。そのことが結果的に詳細

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    2024年11月04日
  • その犬の名を誰も知らない

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    タロとジロの他に生きていた犬がもう一匹いた!

    その犬の正体は?なぜ公表されなかったのか?

    歴史的事実としても貴重な記録。

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    2021年12月11日
  • その犬の名を誰も知らない

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    ただの犬ではなくて、人間と同じように心があり感情があり愛があるこそ胸が痛くなる。私自身犬を飼っているからこそ、共感できる部分がたくさんあった。彼らの本能は本当に素晴らしいものであるし、カラフト犬として立派に役割を果たしたことを讃えたいし、忘れるべきではない事実であると思った。タロとジロの再会の場面、亡くなってしまったカラフト犬、人間が来るまでの生き延び方など驚くことばかりだった。

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    2021年04月29日
  • その犬の名を誰も知らない

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    ネタバレ

    タロとジロが南極で1年生き延びていたのは、リキがついてたんだね。そして北村さんがまた戻って来ると思って、基地を離れなかったんだね。謎が判明した最後は、涙が止まりませんでした。

    第一次越冬隊で犬係をされていた北村泰一さんが、一年後に再び南極を訪れてタロとジロと奇跡の再会を果たす-映画「南極物語」でもお馴染みのように、ここまでは誰もが知っているけれど、そこからの事は全く知らず、そして一次越冬の間、樺太犬がどのような活動をしたのかなども知らなかった。この本には詳しくその辺りの事が描かれていて、真実の南極物語を知ることができました。
    北村さんは、あぁやって置き去りにしてしまった犬たちを弔われたのです

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    2020年11月24日
  • その犬の名を誰も知らない

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    帯の「だれもが、昭和基地で生きていた犬はタロとジロだけだと思っています」にひかれて衝動買い。すんごくおもしろかった。よい本に出逢った…。
    プロローグからぐいぐい引き込まれ、南極越冬隊の犬係だった北村さんの愛情深さと犬の懸命さにボロボロ泣いた。いぬ!いぬ、かわいいよ!

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    2020年10月08日

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