ジョン・ブロックマンの作品一覧
「ジョン・ブロックマン」の「天才科学者はこう考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
いろいろな考え方に触れることができた。
印象に残ったのは、次のようなもの。
科学とは仮説と検証を繰り返し、一度立てた仮説を覆す新説の存在を常に念頭におくアプローチであるが、世間では真実を追求し、ある説が正しいことを証明するツールだと思われている。
二重性や矛盾をそのまま受容する姿勢が重要だが、人は白黒をつけたがり、ある説やアプローチのわずかなブレが明らかになっただけで極端に逆に振れる傾向がある(反ワクチンなど)。
意志力とは忍耐力ではなく、フォーカスの対象をコントロールする力である。
人は世界の乱雑な情報のうちのほんの一部を受容(人間が知覚できる光は電磁スペクトルの10兆分の1程度)して、バイアスに基づいて生成した主観的世界と受容信号を照らし合わせて補正する形で世界を理解している。
人は意思決定において左脳による論理的思考と右脳による感覚的反応を根拠とするが、自分では専ら前者によるものと思い込んでいる。
人体や「自分」というのは、無数の微少生命体が巣くう住処でもあり、一個のマシーンよりも境界が曖昧な渦巻きや川の流れのようなもので喩える方が適切な存在である。
自然選択は生存力の高い形質ではなく、繁殖力の高い形質を生き残らせるものであり、配偶者から選ばれやすい形質が残ってくる傾向がある。そう考えると、男性の方が女性よりも暴力的で徒党を組みやすいことなども興味深い現象に感じられる。
Posted by ブクログ
多くの天才科学者の理論、考え方に触れられる。
もちろんその知識や考え方を直接自分で活かすことは難しいが、あらゆる場面において間接的に活かすきっかけになることはあると感じた。ボリュームが多くて、すべてを読めてはいない。ただ、目次を見て気になるトピックに関して読むだけでも、膝を打つような新しい知識や思考に出会うことができ、新鮮な気持ちになれる。
個人的には、「iPadを使ってコンテンツを作る人が少ない理由」が面白かった。我々はiPadやFacebookアカウント、自動車などを単なる道具と思っており、それ自体に偏りがあることを考えない。
ただ、似たような機能をもった道具でもそれぞれに対して、あらゆる側面で向き不向きといったバイアスがある。iPadを持っていると、コンテンツを消費することに熱心になり、自分で新しいコンテンツを作る方にエネルギーが向きにくくなる。こういったテクノロジーにもバイアスがあることを意識して利用しなくては、危険なものになりうる。